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時間というのは本当にあっという間で
あの日から数ヶ月の月日が流れた。
だからと言って何かあったわけでもなく、本当に何もなく毎日を過ごしている。
相変わらず智くんとニノは仲が良さそうだし
俺も相葉くんのところで働かせてもらってる
萌は、智くんに告白するわけでもなく
彼女になりたいと願っているわけでもなく
ただ、幼馴染として彼の隣に居続けた
ニノに怒られるんじゃないかって最初は心配してたけど、ニノはそういう事に関心が無いのか怒ることもなく
「あぁ、萌ちゃん？いいよ、行って来な」
と快く送り出す始末。
もし、コレで萌に智くんを取られたら、とか
考えないのかな
それくらい、自信があるんだろうね。
俺から見ても2人はすごく仲が良くて
ケンカなんてした事もないんだろうなって。
俺と智くんは…まぁ、あまり口をきかなくなった
悪いのは俺なんだけどね
いきなり距離をとって智くんとはあまり関わらないようにした
お互いが同じ家に帰る事も少なくなって
学校でも近づく事は無かった。
あー、やっと俺も、これで智くんを忘れられる
智くんの胸元で揺れるきらりと輝くネックレスを見るたびにチクリと胸が痛んだ
同じ男なら、俺のところに来ればいいのに
でも、長年一緒にいる俺より、智くんが選んだのは友達のニノ
俺には出来なかったことをニノは出来た、ってこと。
それについてニノを憎んだりする事はないし
怒るつもりもない
むしろ、このまま2人には幸せに過ごしてほしい
そう願う。
・
「しょうくん？」
いつもの様に自宅に帰って部屋へと繋がる階段を登れば会わないようにとここ最近気を付けていた智くんの姿。
あー、会っちゃった。
「…どうしたの智くん」
平常心を保って笑顔を見せるとその瞳が潤んだ
「………えっ」
驚愕の声が漏れる
「どうして、気づいて…くれないの…？」
ほろりほろりと、綺麗な涙を流しながら
男としては高めの声が俺の胸に突き刺さる
気づいてくれないって、なにが…？
なんか、したの？
そう聞きたくても、智くんの涙で驚いたまま
俺の口は動いてくれない。
「……しょ、くん…」
ぽつりと呟いた智くんの言葉に
俺はただただ、絶句した。
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り(プロフ) - ともやまさん» コメントありがとうございました！そうやって言っていただけてとても安心しております。例え書く次元が違ったとしてもどちらも書いていく予定なので、これから何卒よろしくお願いいたします！ (2016年2月6日 23時) (
レス) id: b8faa09a0f (このIDを非表示/違反報告)
ともやま(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく見させてもらってます。別に2次元が悪いとかどうとかは思っていません。りんねさんが書きたい、と思ったことを書いても大丈夫だと私は思います！りんねさんの作る作品は面白いのでこれからも、応援しています。頑張ってくださいね♪ (2016年2月6日 7時) (レス) id: f48ef4dc96 (このIDを非表示/違反報告)
Shadow - こんにちは。はじめまして。お話が面白くて大好きです！完結まで更新よろしくお願いします！ (2016年1月23日 10時) (レス) id: 59cf3875c4 (このIDを非表示/違反報告)
櫻(プロフ) - 遅くてもいいので、続きを見たいです！ (2016年1月14日 23時) (レス) id: b2b7036e31 (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - 更新ゆっくりでもいいです！待ってます！もやもやしちゃってるんでぜひ完結してくださいっ！ (2015年12月25日 10時) (レス) id: 5be851b2fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんね
| 作成日時：2015年7月31日 1時
