【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ8)

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【2人】ページ8

ci side

鬱兄さんから連絡が入っていたのに気付いたのは仕事を終え帰ろうと準備してた時だ。

スターショッピくん栄養失調で低血圧起こして倒れてた。意識戻るまで入院せないかんって。僕、編集残ってたから話聞いてすぐ帰ったわ。

チーノありがとうございます。鬱兄さん

既読は付かなかったが、編集で忙しいのだろうと思いそのままにした。
明日休みやし病院行ってみるか。
一応他のメンバーにも言っとこ。グループチャットを開きメッセージを入れる。各々心配の声が飛び交う中説明し終え、そのまま眠りについた。

朝5:00

唐突に鳴り響く携帯の着信音。慌てて飛び起き携帯の画面を見る。そこには「トントン」の文字があった。
何かあったのだろうか…あれ、昨日撮影とかあったっけ…と不安に駆られる中恐る恐る電話に出る。

「も、もしもし？」

tn「あ！チーノ、やっと出たか。」

「うん？どうしたん？昨日何か撮影あったっけ…」

tn「ちゃうんやチーノ。あんな今大先生が病院に運ばれたんや。」

「は？何で？」

tn「シッマが昨日の夜中に大先生ん家に行こうとしたらしいんやけど道端で血だらけで倒れてたって…」

「…それで鬱兄さんは……」

tn「命に別状はないらしいけどまだ目覚ましてない。」

「……俺、ショッピくんの様子見てからそっち行きます。」

tn「わかった。」

電話を切った時手が震えているのが分かった。身近な人がこんなに短時間に2人も意識を失ってしまうなんて…。
現実だと思いたくなかった。
きっと明日にはまたいつもの様に笑ってくれる。そう信じてた。