【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ33)

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【心当たり】ページ33

ﾊﾞﾝｯ

勢い良く扉を開ける。息を切らし、皆を見る。

sha「大先生…どうしたんや？そんなに慌てて…」

「……Aちゃんが…居らんくなった。」

tn「はぁ？ちゃんと部屋見たんか？」

「見たよ！中に入って確認もしたけど誰も居らんかったよ！昨日様子がおかしかってん…ゾムとかシッマにあんだけ夜は危ない言われてたのに散歩に行きたいとか言い出して…」

zm「なんで止めんかったん！」

「僕も止めんかったんは悪いけど……シッマ？何か心当たりあるんちゃう？」

そう言うと全員がシッマの方を見る。
シッマは誰とも目を合わせず俯いたままだった。

shp「コネシマさん…？」

rb「コネさん…どうなんや？」

kn「……」

するとシッマは席を立ち、大広間から出て行こうとする。それを僕は必死で止めた。

「待てシッマ！どこ行くん！」

kn「…部屋に戻る」

それだけ言い残すと僕の手を振りほどき自室へと向かった。

「ちょっ……シッマ！？」

gr「大先生もういい。そっとしといてやれ。…それより全員今から探しに行くぞ。」

tn「どの道丸腰じゃ3日も持たへんやろうしな。」

rb「あぁそれやったら俺残ってコネさんと話してみるわ。」

そう言いロボロが立ち上がる。
相変わらずちっちゃいな。

rb「大先生聞こえとるで」

おっと心の声がダダ漏れだったらしい。

rb「皆が戻って来るまでにコネさんから何があったんか聞けたら聞いとくわ。」

gr「頼んだぞ。よし、他は手早く準備を済ませAさんを探しに行くぞ。」

各々が準備をし始める。
Aちゃんどこに行ってしまったんやろ…シッマは大丈夫なんやろか…
色々不安に思うが今は探す事だけを考えよう。そう自分に言い聞かせ、準備を始めた。