【d!】死んだと思ったら異世界に行っちゃった。2 (ページ21)

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【スポーン部屋】ページ21

you side

コネシマさんが木のピッケルがあればだいたい何でも出来るでと言ったから木のピッケルだけしか持って行かなかったら呆れ顔でトントンさんに見られ、ゾムさんには苦笑いをされた。

『ご、ごめんなさい…』

洞窟に入り、鉄を掘ってくれるトントンさんに謝り続ける。

tn「ええよええよ。シッマがいい加減な事言ったからな。」

zm「ほんまに…洞窟探索やって言うてるのにな。」

kn「いやー、普段マイクラでこんな事せんからさ！」

満面の笑みで声を上げて笑うコネシマさんにはよ掘れよと言わんばかりに睨むトントンさん。
鉄を掘り、竈を作り鉄を焼いて製錬する。
その一連の過程を眺めていると洞窟の奥から足音と唸り声が聞こえた。

『あの…奥から声が……』

kn「誰や！？」

tn「ゾンビちゃう？」

zm「様子見てくるわ。」

『私も行きます。』

kn「ちょ、Aさんは危ないって！待っとき、ここで！」

ゾムさんに着いて行こうとするとコネシマさんに腕を引かれ止められる。
ゾムさんは暗闇の方に歩いて行き、すぐに戻ってきた。

zm「ゾンビが4体？ぐらい居てたわ。」

tn「じゃあシッマこれ、Aさんもこれな。あと、Aさんは危ないからこれ被っとき。」

そう言いながら鉄のピッケルと鉄の剣を渡され、頭の上に乗せられるヘルメット。

zm「……おかしい…このゾンビの量はもしかしたらスポーン部屋があるかもしれん。」

tn「マ？…いけるか？」

kn「俺はいつでも行けるで」

tn「OK…Aさんは危ないから下がっとき…」

そう言い残しゾンビが居た方へジリジリと忍び寄り攻撃を始める。
ゾムさんが先頭を切って走りスポーン部屋を見つけた。

zm「あった！湧き潰したで！」

tn「おお！分かった今そっち行くわ！」

kn「Aさん、こっちおいで？」

コネシマさんが手をこちらへと差し出す。
その手を握り、奥の方へと歩みを進めた。