【後輩】 ページ12
トントンさんが立ち去った後、コネシマさんは私の方を見て
kn「…ちょっとあっちの外見える所行こか。」
と指差した方向にはベランダというのだろうかちょっとしたスペースがあった。あそこでいつも煙草を吸ってると話してくれた。
ベランダに着くと煙草に火をつける。
kn「…ふぅー……俺どのぐらい寝てた？」
『2日…ですかね』
kn「2日もか！？…そうかー…」
うーんとしばらく考え込む様なポーズをとり、ハッと目をこちらに向けた。
kn「…ショッピくんに何か言われたやろ？」
全てを見透かしてる様に水色の綺麗な瞳で見つめられる。何とか誤魔化そうと口を開く。
『いえ、そんな事は…』
kn「いや！絶っっ対にショッピくんなら言ってるね！俺は知ってるで！」
突然の大声に言い訳も掻き消される。自信満々に腕を組み、うんうんと大きく頷くコネシマさん。
kn「どや？ほんまの事言うてみ？…大丈夫やって！ショッピくん責めたりもAさん責めたりもせんから！」
ニッと笑いかけられる。ショッピさんには申し訳ない気持ちでいっぱいだった。私のせいでコネシマさんを危険な目に合わせてしまった事実には変わりないのに…。
『えっと…コネシマさんがこうなったのは貴方のせいなんじゃないのかって…』
kn「ﾌﾞｯ…ｸﾌﾌ…」
その話をした瞬間、笑いを堪え小さく震え出す。
『コネシマさん？』
kn「あぁw…いやw…どうぞ？続けて？w」
『あ、いやショッピさんに言われたのはそれぐらいです。』
kn「おぉそんだけかwいやぁーそれにしてもショッピくんがそこまで俺の事を心配してたんやなぁww」
kn「いやぁ〜すまんすまん。真剣に話してくれたのに笑てもうて。」
『大丈夫ですよ。』
kn「…ショッピくんはなAさんが思ってる以上にええ奴やで。少々辛辣なとこもあるんやけどな？可愛らしい笑顔も見せるんやで？あとはなー…俺らの事誰よりも考えてるのはショッピくんやな。」
つらつらとそう述べながらうんうんと大きく頷く。そして、ベランダから下を覗き込み。
ちょいちょいと手招きをする。
駆け寄って下を見るとそこには剣を持ったチーノさんとショッピさんが戦っていた。
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作者名：めんつゆ | 作成日時：2020年2月17日 1時
