【忍たま】so clear(III)【土井半助】

66夕日に笑む ページ7

―深く深く、尚深く、満たされていく音がする…――…



「土井せんせっ、ただいま！」

「ただいまあ!」

「ただいま土井先生ぇ！」

『……た、ただいま帰りました。 …土井先生っ』

「ああ、おかえり！」


心がぴょんって跳ねるみたい…。

…なんでこんなにも嬉しいの?



「今日はチヒロにバイト手伝ってもらったんだッ」

「千尋に？」

「うんッ。お偉いさんの子犬の散歩！」

『ｺﾛちゃん……とっても可愛かったです!』

「ぼく達もバイト手伝いに走ったんだけどぉ……」

「間に合わなかったね―」

「そうだったのか……。みんなお疲れさんっ！」



あ………。

「みんな」の中に、わたしも入ってるんだ……。本当に嬉しい…!

67暗靄→←65それはまるで太陽のよう

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す