No.107 闇の死闘の結果 ページ21
《キーン》
この死闘が始まってから3分
この空間には鉄どうしがぶつかった時になる金属音が響いいていた
あ「ック・・・」
光「おや、もう限界ですか?」
だが、僕は少し不利な状況にいた
婆娑羅を使っていても僕は女、あっちは男
それに、あっちに婆娑羅はなくても、婆娑羅を持った者と戦った経験がある
もちろん実戦経験もかなり
対する僕は実戦とは言えどやってきたのは不意打ちばかり
だからこういう接近戦は初めてだ
それに相手には隙が全く見えない
こんなんじゃ不意打ちなんてできない
《バンバンッ》
光「おや、攻撃の合間に拳銃のを撃つなんて、なかなかの技術ですね」
攻撃の合間に放った弾丸も、あいつの頬をかすめただけで、当たらなかった
あ「ッ・・・」
それどころかアイツの鎌で少し顔の一部が傷ついた
これは後でミッツーとさつきちゃんに怒られるなぁ
あ(でも、どうしよう)
アイツの動きを封じるには武器をなんとかしないと・・・
そうでもしないとあれを葬れない
まあ、一か八かの賭けだけど
あ「アレをやるしかないか」
光「私を倒す策でも思いつきましたか」
あ「まあね!」
そう言って僕は煙幕を張った
光「煙幕なんて、随分臭い手を使いますね」
あ「効果的と言ってくれないか」
よしっ、なんとか成功
光「おや、煙幕が消えたのはいいですけど、鎌の柄の部分以外も消えてしまいましたね」
若干戸惑うアイツの背後から忍び寄り
僕はあいつから奪った鎌の刃を振り下ろした
あ「それなら、今返してやるよ」
光「おや、私はてっきりこれを武器n・・・」
あ「うん、半分正解かな
正解は武器じゃなくて囮
・
・
・
本当の目的は・・・・」
―貴様の注意を鎌にそらして尾てい骨にクナイを差し込むこと―
光「これでは立てませんねぇ、相手の武器を使って気をそらすなんてさすがは策士の娘ですね」
あ「流石に命までは取らないよ、今までの僕じゃないから。でも、動き回る自由は頂戴したよ」
光「そうですか、フフッいいですねぇ、自分がこんなにも傷つくことなんてそうそうありませんよ・・・」
あ「じゃあな、明智光秀、これで最後だ」
僕はそう言い残して出口から現実へ・・・
光「やはりあの人の苦しむ顔を拝むのは、なかなかできそうにありませんでしたね、
まあ、あの人のことです
弱みは消して人に見せないでしょう」
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