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No.103 でた、白い変 態 ページ17

若松side




今「ええか、今まで見てきたのは他言無用やで、もちろん本人にも話すなよ」



今吉さんはそう言ってまた出口を探し始めた



若「当たり前っすよ!」



あんな過去、他人に話せるようなもんじゃないだろ!



諏「今まで忘れてた理由は、自分の心、精神を守るためってことか」

若「え、人って自分を守るために何かを忘れたりするんっすか?」

諏「ああ、お前だって都合の悪いことはあまり覚えてないだろ」

青「嗚呼、またく覚えてない」

若「割り込んで来んな急に」

諏「それも自分を守るために忘れたものだ、竹中は多分全ての記憶を消さないと行けないレベルの傷付き用だったから無意識に記憶を全部消去したんだろう」

桃「自分の名前も・・・か」

石「それでもこの世界に転生してきてから初めて再開した時のあの本能は正直辛かった」




それに、記憶を全部無意識に消すレベルのものだ


本人もできれば思い出したくないだろうし


多分俺だったら完全に折れて再起不能になってるな


でもアイツはギリギリボッキリ折れるようなことはなかった


あいつの精神はかなり強い方らしい




若「てか出口さがさねーと」

青「あ、出口あった」

全「「何処!!」」



青峰の一言で全員が青峰の方を向いた



青「いや、上になんかここに来るときに見た紫の変な模様があるからさ、なんか出口っぽいなーって」

今「根拠は」

青「感だ」

若「感だけかよ!」


「おや、感だけで出口を探し当てるなんて、なかなかですね」


全「「!!」」







後ろを振り向くと


ニタリと笑う



あの白いロン毛のあいつが立っていた








全「「ギャァァァァァァァァァ!」」


光「おや、私の顔を見てそんなにも怯えてくれる人なんてそういませんよ」







ある意味ホラーな瞬間だった

No.104 その頃彼女は・・・→←No.102 少女の懺悔



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作者名:雪霧 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2013年7月2日 19時

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