No.99 小さな白い戦士の背 ページ13
若松side
「―――――――――〜・・・」
あの黒い空間からまた出された俺らは、今度はどっかの施設の庭にいた
で、目の前では白衣を着た人たちを竹中(幼児)が自分の母親の前に立ちふさがって何か言ってたが
今回はノイズが混じってて全く聞き取れなかった
が、アイツがなにか怒っていることはわかった
その証拠に、自分の親に触ろうとしたヤツを蹴り飛ばしてたから
今「アレ三歳児の蹴りか?!」
諏「イヤ、絶対三歳児の蹴りじゃないだろ」
三歳児ではありえないような蹴りを連発する竹中
三歳であれなら今は一体どうなってんだよ!
真面目に想像すると寒気がした
そしてその蹴りを何度かくらっている青峰がスゴイとなぜか思えてきた
「―――」
全「「!」」
アイツは頬を殴られて飛ばされた
子供相手にそこまでするか!
俺はそう叫びたくなった
桃「何あの人、子供殴るなんて、考えられない」
桜「ひどすぎます」
今「流石にあれはないやろ」
あの今吉さんもあんなことを言ってる
石「アイツ・・・斬滅する」
石田に関してはもう殴ったやつを斬る準備をしている
うん、気持ちはわかるが
若「刀しまえよ!」
で、あっち側に目を向けると
竹中が殴られたところをさすりながら立ち上がって叫んだ
幼あ「私がたとえどうなろうとも、母様だけは守りぬく!そのためなら、私は、私はどこまでも黒く染まってやる!」
そう叫んだあと、アイツは倒れた
そして俺らは前と同じようにまた黒い空間に戻った
今「てかあのセリフ、三才児の言うセリフか?!」
青「あいつだからありえるんじゃね?」
桃「アレ本当に三歳の女の子なの?」
石「嗚呼」
若「マジかよ・・・」
なんか信じらんねー
No.100 百話ということで休憩です→←No.98 とある少女の物語下(語り手不明)
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