【おそ松さん】些細なことが、大事になりまして。【喧嘩松】

疑問。 ページ31

あれから二週間。


　


一番怪我の多かったカラ松さんもすっかり完治して。


　


一緒にいることが多くなった彼らとの日常は、騒がしいものだった。


　


　


　


「あ？もういっぺん言ってみろよ」


　


「何度でも言ってやるよ、このクソ童貞！」


　


　


　


兄弟同士の喧嘩。


　


　


　


「今日こそはテメェら泣かしてやる」


　


「それ、この前も言ってなかった？」


　


　


　


街中で売られる喧嘩。


　


喧嘩ばっかだな。


　


大体売られるのはおそ松さんらしい。


　


六つ子たちが売ることはあまりないようで、大体突っかかられてそれを買って。


　


仕返しに他の兄弟が。


　


みたいなのが多いようだ。


　


そういえば。


　


　


　


『十四松さんって、あんまり喧嘩しないんですね』


　


　


　


トド松さんもそうだけど。


　


　


　


「「「…」」」


　


　


　


あ、それ聞いちゃう？


　


みたいな反応されてる。


　


え、ダメだった？


　


　


　


『…これ以上は突っ込まないでおきますね』


　


「え、聞かないの？」


　


　


　


え、どっちなの？


　


聞いて欲しいの？


　


嫌なの？


　


　


　


『…じゃあ聞いていいんですか？』


　


「……うーん…」


　


　


　


…ええ……。


　


曖昧だな。


　


　


　


「まあ…そのうち、わかるんじゃない」


　


『そのうち、ですか』


　


「…うん。そういう機会に、君が巡り合えば」


　


　


　


…そういう機会って？

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