【おそ松さん】些細なことが、大事になりまして。【喧嘩松】

テンションの違い。 ページ11

なんか変な人たちだったな。


　


望みは何かって、逆に何？


　


私そんなに何かに対して物欲しそうにしてたのかな…。


　


頭には疑問が浮かんだまま教室に。


　


するとみんなから視線を浴びて、次の瞬間にはわらわらと周りに集まってきた。


　


え。


　


え？


　


　


　


「不破…お前無事だったんだな！」


　


「あーもうほんと心配した〜。このまま帰ってこなかったらどうしようかと…」


　


『…あの、何の話？』


　


　


　


こいつら全員何言ってるの？


　


怒られてるとでも思ったのかな。


　


　


　


「何の用だったんだ？」


　


『…ちょっとした手助けをしたから、そのお礼』


　


「何してもらったの！？」


　


『……別に何も』


　


「「ええっ！？」」


　


　


　


え、何、なんなの。


　


この反応何！？


　


あの六人といいみんなといい…一体何があるっていうのさ。


　


　


　


「お前、報酬もらわなかったの？」


　


『…報酬？何のこと？』


　


「ねえ、もしかして……」


　


「……え、流石にそれは……不破ならあり得るかもしれないな」


　


　


　


うんうんと頷く周囲の面々。


　


待って。


　


私だけついていけてないから。


　


置いてかないで。

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