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「Aさ、河村さんのこと好きなん？」
「は？」
川上くんが作業の合間に思い出したように聞いてきた。ない。河村さんのことが好きだなんて絶対ない。
確かに最近意識しちゃってるのは確かだけど、決して好きとかじゃない。…たぶん。確信を持って違うと言いきれないのは、どうしてだろう。
水族館の一件以来河村さんに別段変わったことはないのに、なんだか違って見えるのだ。ふとしたときに見せる笑顔、ふわふわの髪、長くて綺麗な指、今まで気にしていなかったあれこれが目に止まって仕方なかった。
「好き、じゃないよ」
首を振って応えたが、川上くんはキョトンとした顔をしていた。私何か変なこと言ったっけ？
「耳真っ赤だけど」
「えっ」
今度は私がキョトンとする番だった。頬に触れるとなんだか熱い。川上くんがさらに続ける。
「あんなに挙動不審だと、好きって言ってるのと変わりないと思う」
トドメだった。そんなふうに見えていたのか。俺は聡い方だけどね、と付け加えていたけど、それどころじゃない。
川上くんにそう見えているのなら、伊沢さんは？ふくらさんは？そして何より、河村さんにはどう見えていた？周りの人に気づかれていたかと思うと自分の行動が悔やまれる。
「好き、なのかな」
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エリッサ(プロフ) - ぷいさん» こちらこそ読んでいただいてありがとうございます〜！ (2020年4月28日 19時) (
レス) id: 31771c3fff (このIDを非表示/違反報告)
ぷい(プロフ) - 河村さん推しなのでめちゃくちゃ好きなお話でした(T_T)ありがとうございました(T_T) (2020年4月27日 3時) (レス) id: 791f8d2470 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリッサ | 作成日時：2020年4月12日 21時
