少女と赤い魔法使い ページ3
Nosid
『夏目くん!夏目くん!』
少女が走ってある部屋に入ると少年の名前を呼ぶ
「どうしたのかナ、Aちゃん?」
それに応えたのは赤い髪の少年
声や仕草が魔法使いのようだった
『今度のSwitchのライブ、チケット取れたよ!しかも最前列!』
少女は嬉しそうに伝える
「そっカ、それはよかったネ」
『でしょ!久しぶりのSwitchのライブだぁ〜。
今から楽しみだなぁ〜』
「そういえば最近ライブで君のことを見かけなかったんだけド、どうかしたのかナ?」
少年が不思議そうに聞く
『えっと、…金欠だったんです…
グッズとか集めてたら、ライブへのお金がなくなってしまって…』
少女は少し恥ずかしそうに事実を言う
「グッズを集めるのもいいけド、程々にしなヨ。
ボクとしてはライブに来てくれたほうが嬉しいかラ」
これは魔法の言葉だ
少女への効果は抜群だった
『分かりました!
ていうか、私が今までのライブでいるの見つけてたの?』
「まぁネ、知り合いだシ、いつもライブに来ているからネ。宙モ、Aちゃんを探すのをいつも楽しみにしているヨ。」
少年は楽屋での会話を思い出しながら言う
『そうなんだぁ〜。なんか嬉しい!
あっ、そういえば今日ってつむぎ先輩いる?』
「センパイ?いるヨ。」
少し嫌そうな顔で答える少年
『よかった!夏目くんに頼みたいんだけど、
この前教えてもらった本が面白かったって伝えてくれない?』
「本当はすごくいやなんだけド、Aちゃんのお願いだから仕方ないネ」
『ありがとう!忙しいのにごめんね。今度何かお礼させてよ!』
そういうと少年は困った顔になる
「これぐらいどうてことないヨ。まぁでモ、折角だし今度何か頼もうかナ」
『うん、分かった!じゃぁ時間だから行くね!
またね!』
笑顔で言う
「うン、またネ」
そう返すと少女は部屋から出て行った
「(はァ、あの笑顔はずるいヨ)」
熱くなった顔を冷ましてから少年も部屋を出た
続く お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←設定
4人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Neo | 作成日時:2021年6月7日 18時