吸血鬼な6人と生贄な少女【騎士A 】 (ページ37)

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Noside

《人間と吸血鬼の歴史》

吸血鬼↓

満月の夜:吸血欲求が高まる
昼の場合:多少は収まるが少しは高まる

満月の夜の吸血欲求:人間の血を無差別に飲みた
くなる

普段の吸血欲求:気に入る匂いをした人間の血を
吸いたくなる(多少は抑えられる)

満月の夜について

・吸血欲求が高くなる。近づいた人間の血を飲みたくなってしまう。
・15m以内に人間の匂いがしたらその人間へ向かい出し、血を吸う。(自我を失いかけているので人間の匂いに気づきにくくなる)
・血を出している人間の場合は100mくらいでも見つけ出せる(血の匂いには敏感になるため)

・満月の夜に吸血鬼は無差別に人を襲います。
ですが、気に入っている又は執着している人間がいる場合、血を出している人間が居たとしても無視をし、執着している人間だけの血を吸います。

吸血鬼の執着は凄いです。逃げても逃げれません。
まるで運命の糸で繋がっているかのように離れられません。

吸血鬼に気に入られた人間は諦めた方が早いです。

ぱたん、と本を閉じる音が部屋に響く

本を閉じた男はナイト家の当主。つまり、あの6人の父上

はあ、と大きなため息をつき
頭を抱えた

「どうすれば……」

なにか悩んでいる様子

それは誰にも分からない、誰にも解決できない悩み

「A……」

ある少女の名前を呟く

この少女が悩みの種なのだろうか
それとも、自分の息子－－－？

「我が息子ながら分からん。Aには逃げてほしい……今のうちに……！」

《ナイト家・記録書》

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本日は満月の夜

ー事件発生ー

ご子息6人がある少女(人間)を襲う

少女は一命を取り留め無事を確認
ご子息も自我を取り戻し無事を確認

ー事件の内容ー

ご子息1人が少女を拐い、地下にある鉄格子へ招き入れる

そこで少女は襲われ、血を吸われる

ーここからが本題ー

少女は地下と15m以上離れた場所にいたと言う事。

拐った少年は少女への一本道を歩くかのように真っ直ぐ少女の所へ向かったとの事。

[一本道・真っ直ぐ→気に入られている(又は執着されている)？]

また、その他のご子息も少女へ向かおうとしていたらしい

だが、拐った少年が少女の匂いを1番強く感じることが出来た？と。代表として少年が探しに言った
(少年ら談)

これらの事から、

少女は随分執着されている

吸血鬼に気に入られて逃げれた人間はいない。もしかしたら、あの禁忌を犯すかもしれない

要注意

また、当主は溜め息をつく