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謝ってばかりの私に大きなため息を吐くばぁうくん。

そうだよね、
大事な打ち合わせなのにこんな感じだし…。

誰よりも熱い気持ちを持ってて
リスナーの子の事を考えてるばぁうくんにとって
今の私はお荷物でしかない。


そ「まぁまぁ、ばぁうもそこまで言わなくても…」

ば「だって…」

ゆ「お前さ、もう少し周りみた方がいいんじゃないの?」

ば「は?」

ゆ「だから自分やリスナーの事ばっかじゃなくて
 メンバーのことも見ろって言ってんだよ」


私の隣に来て庇うように言ってくれるゆきむ。


『…ごめん、ちょっと席外すね』


これ以上メンバーが言い合いしてるのを見たくなくて
私はバッグを持って部屋を飛び出した。


会議室から少し離れたところにある非常階段のとこで蹲っていると、


し「…やっと見つけた」

『……しゆちゃ』


私をずっと探し回ってたのか、
少し息を切らしたしゆん。


し「お前何で言わねぇの?」

『…』

し「……女の子の日なんだろ??」

『…だって言い訳みたいじゃん』

し「誰もそんなこと思わないって」

『…』

し「薬は?」

『飲んだ…でも効かなくて…副作用もあってボーっとしちゃって…』


どうにも女の子の日は感情のコントロールが難しくて
思わず涙が溢れ出た。

それでもしゆんは面倒くさがらず
「大丈夫」と言って安心出来るように抱きしめてくれた。


し「落ち着いた?」

『ん…』

し「じゃあそろそろ戻るか」

『…しゆちゃ』

し「おんぶはしないからな」

『…じゃあ手繋いで』


しゆんと手を繋いで会議室の前まで来ると
中からメンバーの声がしてまた不安に駆られた私。


し「大丈夫、何かあったら俺がばぁうボコすから」


そう冗談を言いながら笑うしゆんに背中を押され、
私はドアに手を伸ばした。


ドアを開けると一斉に向けられる5人の視線。



ただそれはさっきまでの雰囲気とは違って…


ば「やっと帰ってきた...A様助けてください」

ゆ「こんな時にばっかAに甘えんな」


何故かゆきむとそまさんの前で正座しているばぁうくん。

いつからその状態なのか分からないけど
きっと足が痺れているのであろう...。

キツそうなばぁうくん。

...そしてその横では楽しそうにばぁうくんをつついている
可愛い悪魔2人...基、てるまひの2人。


そ「ばぁう、言うことあんだろ」

ば「言うから!お前ら2人やめろ!」

***→←女の子の日



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作者名:SHiYuRiSu | 作成日時:2022年4月15日 18時

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