届かない[d!]短編 (ページ4)

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高嶺の花と蝶(sho) ページ4

『おい！シャオロン！！見てみぃや…あれが同じ学年の、どこやっけ……あ、！2ｰCのAさんやで….』

親友のゾムは彼女を控えめに指さしそう言った。
彼女は美人だった。【高嶺の花】そのネーミングにぴったりの女の子だった。

『Aさん、美人やし料理も上手いらしいから色んな男狙っとるらしいで……美人も大変やなぁ』

おぉ、そりゃそうよな。
あんだけ美人やもん。そりゃ1人や2人それ以上の人が狙うわな。

『お、おい！！！！！シャオロン！！聞いたか！？！？！？！？Aさん………3年の人と付き合ったらしいで！？Aさんから告白したらしいからなぁ……美人の趣味はわからんもんやな！笑』

へぇ～…3年の、まさかあの先輩のこと好きやったとはな意外やな。

正直に言えば、俺はだいぶ前からAさんが好きだった。

しかし、付き合ったらしいでと聞いても自然と悔しくはなかった。

せやもんな。高嶺の花やもん、
お似合いよ、そりゃ先輩もイケメンやし
美男美女カップル

もし、仮に別れたら俺に来てくれへんかな～なんて、

俺は高嶺の花に誘き寄せられた蝶やったんやな。

なんて、思ってた時期が俺にもありましたとさ笑

「シャオロン君！一緒に帰ろ～！！！」

『お！A！！！せやな！帰ろか！！！』