きつねの温泉合宿！2 ページ4
A side
ー朝7時半、稲荷崎高校グラウンド
田中先生「じゃあみんなてきとうにバス乗り込んでー出発は10分後なー。」
Aです！おはようございます！
私たち稲荷崎高校2年生はいまから福井県に向かいます！！
兵庫から福井県までは、バスで2時間半くらい！
バスの中ではレクもあるみたいやし、なにより温泉が楽しみすぎる〜！！
角「おはよう、Aさん。」
A「角名くんおはよう！！」
角「Aさんバス誰と乗るん？」
A「え、特に決めてないけど…。」
角「なら決まりだね、俺の隣。」
A「えっ！！？」
角「いやだった？」
A「あ、ううん、いやじゃないけど、その、」
角名くん、こないだもほっぺたつついてきたし、ちょっと積極的な感じやな…。
こんなんちょっと勘違いしちゃうやん。
A「…ってあれ？そういえば治は？」
角「あそこ。」
そう言って角名くんがスマホを向けた先は2組の集合場所。
治「俺、澪の隣がいい〜！！」
澪「治、あんた1組やろ。待たせたら迷惑やから早よ戻り。」
治「澪が北さんみたいなこと言うてくる〜！！泣」
侑「お前ほんま澪のことになるといちいちうっさいねん、
澪が男の隣座らんように見といたるから早よ帰れや。」
治「なんやねんお前、たまにはやるやんか。」
治ってほんまに彼女さんのこと好きやなあ。
私もあんなふうに人のこと好きになってみたいな、
角「治はほっといて、早くバス乗ろう、
俺後ろらへんの席がいいし。」
A「うん！わかった！」
田中先生「宮〜！！！！治のほうの宮〜！！！！！そっちは1組の集合場所ちゃう！はよしろ！！」
治「やば…。あの先生怒らせたらあかんねやった。
澪！！またあとでな！！！！」
澪「はいはい。」
ーバスの中
クラスメイト1「では、今から2-1バスレクを始めまーす！！」
クラスメイト2「はじめは、カラオケでーす！！！！」
クラスメイトたち「いえーい！！！！」
バスの中でカラオケできるんだ！と思っていると、隣の角名くんが私の耳に手を当ててこっそり話してきた。
ち、近いよ！！！！！
角「ねえ、ほかのひとの歌聞いてる間、俺と指相撲しない？」
は！？指相撲！？それコソコソ話してまで誘うこと！？！
A「えっ、い、いいけど…。」
角「はい。」
そう言って手を差し伸べてきた角名くんと、なぜか指相撲をした…。
(つづく)
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宮(プロフ) - のろまさん» ありがとうございます(о´∀`о) (2021年8月21日 22時) (
レス) id: 73ab209295 (このIDを非表示/違反報告)
のろま(プロフ) - 更新楽しみにしてます^_^ (2021年8月16日 0時) (レス) id: 48947af64a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮 | 作成日時：2021年8月15日 23時
