犬系彼氏【あほの坂田。】

新年最初の ページ35

カチッ……カチッ……

もうすぐ12時になる。

今年も大変だったけど……さかたんと居れて良かったなぁ


さ「ねっねっ！A！」


突然大好きな人に呼ばれる


振り向くと唇に触れる柔らかいもの

ルビーの瞳が私を捉える

触れたあとすぐに離れていった

さ「今年はもう終わっちゃうけど……Aとずっと一緒にいられて良かった。こんなに幸せなことなんてない。だから……」


カチッ………

テレビからは鐘の音が聞こえる


その瞬間まだ私の唇に彼の唇が触れる


さ「今年も僕とずーっと一緒におってな。
大好きだよ。」


「えっ？えっ？」


さ「あはっ。A顔真っ赤〜‪！可愛いよ。世界一可愛い。」

まだ戸惑いを隠せない私に もう一回と顔を近づけてくる……



し「あのー。いい雰囲気の中邪魔しちゃって悪いんですけど………俺らいるの忘れてるよな？」


……………あ。


さ「ごめんってぇ。やりたくて……つい……な？」


「あっ……あっ……」


さ「……？…………A？」


「さかたんのばかっ！」


そう言って私はリビングのドアを開ける。


さ「えっ……ちょっと待ってA！」


ドアを閉める前に一言


「私の方が大好きだもんっ！ばかっ！」


バタンッ！


さ「へっ………？」


さ「いっ、今のどういうこと！？Aー！」


バタンッ！


う「あいつら………いちゃつきすぎだろ……」


し「……にしても今のAちゃん可愛かったなぁ」


さ「おい！まーしぃ！Aは渡さんぞ！」


し「えっ！聞こえてたん！」



「うるさいっ！恥ずかしいの！追っかけて来ないでばかっ！」


さ「そんなこと言わんとってやぁ！ねっ！もう一回言って！さっきの！」


「やっ、来ないでぇ！」


せ「ほんま元気やなぁ……」



その後私はさかたんに捕まり気が済むまで言わされました。

にゃー→←・

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