ガキ同士かよ(笑)? ページ17
.
着信もメールも、オレがまださっきの店に居る頃だったから…もう寝てる?
寝てたら寝てたで、出なくても仕方ない。
いつもだったら、電話で起こしてAに無理させたくないって思う時間なんだけど、我儘でごめん。
オレさ、これでも今日はいろいろ頑張ったのよ。
頭使い過ぎて、すっげ疲れた…。
ね、一言でいーからさ、Aの声を聴かせて?
オレに力を頂戴…。
そう思った途端にコール音が途切れ、「…もしもし!」と声がした。
その声から、慌てて電話を取っただろうAの姿が目に浮かび、口元が勝手に緩む。
「悪い、電話もらったのに出れなくて…。寝てた?」
「大丈夫。横になってただけ」
「そっか…」
「うん…」
Aの柔らかいこの声を聞くのも、すごい久しぶりのような気がする。
「どした?…A、何かあった?」
「…え?」
「や、Aからこんな時間に電話なんて珍しいからさ。
あんなメールも普段してこないでしょ?
何かあったのかなーって(笑)」
「あ…」
見えないけど、声色で電話の向こうの表情が手に取るように分かる。
「…ありがとう。
大丈夫。仕事でちょっと疲れて、和也の声が聴きたくなっただけなの。
結局、こうして折り返してもらっちゃってゴメンね、
こんなことで電話掛けちゃって…迷惑掛けたくなかったのに…」
「何で謝んのよ(笑)。
いーじゃん、声が聴きたいってのも立派な用件だからね?全然迷惑じゃないよ?」
「和也…」
「それにさ、オレもね。Aの声が聴きたかった…」
「え?本当?」
「ホント」
「一緒だね///(笑)」
「そだな(笑)」
照れくさくて、ふふん…と笑うと、Aも笑った。
…何だよ、ガキ同士かよ(笑)?ってくらい甘いこの会話///
ま、いーじゃん。
恥ずいと思うけど、今日はマジで声が聴きたかったの。
いーよね、オレだって、たまにはこんくらい。
.
1787人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kico(プロフ) - なるさん» 書いてるうちに悪役に心情移入してしまい、だんだん実は良い人だった設定に変わってしまうことが私はあるんですけど(元カレくんとか。笑)、ハマダは、そうなることはないでしょう(笑)。こういう人まず居ないだろうからその分最後まで悪役をしてもらう事に(笑)。ふふふ (2015年5月7日 9時) (レス) id: e6fa685b25 (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - しろさん» この章と次の章は楽しくない展開が続いています…ごめんなさい;;それを過ぎたらいつもの私の妄想路線に戻るはず!きっとここで感じた事がきっと今の2人の土台にあるから揺るがないんだと信じて書いています(と書くと大袈裟だけど何となくそんな感じで。笑)。 (2015年5月7日 9時) (レス) id: e6fa685b25 (このIDを非表示/違反報告)
なる(プロフ) - kicoさん、おはようございます(^ー^) 是非ともハマダを痛めつけちゃって下さい(笑) 何処まででも追いかけますょ~(*≧∀≦*) ドキドキしながら待ってます♪ (2015年5月6日 8時) (レス) id: a4e0b0ea69 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 主人公ちゃん…二宮さんに迷惑かけないように自分にできることを、、って頑張ったのに…。辛い展開で涙が(´;ω;`)それにしてもハマダ…なんなんだ!!← (2015年5月6日 0時) (レス) id: 30aeae7aa3 (このIDを非表示/違反報告)
kico(プロフ) - なるさん» なるさん、こんばんは^^!ハマダめー(怒)!!ですよね。彼には鉄槌が下るハズ(ふふふ。笑)ですが、まだ先は長い^^;次章もまだ同じような雰囲気ではありますが、よかったらぜひまたお付き合い頂けると嬉しいです♪ (2015年5月5日 3時) (レス) id: e6fa685b25 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kico | 作成日時:2015年4月24日 23時