おかえりなさい。【KN】 2014.9 (ページ44)

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おまけページ44

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本篇「癒してあげてね」の後。
相葉さんが帰ってから、寝室に移動する前に、当初こーいう会話を想定していましたが、お話の流れ上、つながりが悪いので割愛しました。

＋＋＋

「出てこなくていいっつったのに、なんでそんなカッコで出てくんの！」

相葉さんがいなくなって、ドアを閉めるやいなや、開口一番怒られた。

「な、なんで…って…この格好おかしい？」

「や、おかしいとかおかしくないとか、そーじゃねーだろ！？」

「じゃ、どういうこと？
　ごめん、和也が怒ってる理由がわからないんだけど…」

「だからー！」

もどかしそうに、和也が頭をガシガシと掻く。

「オマエさ、ちょっと前までオレと何してたか覚えてんの！？」

「はい！？…な、何///？？
　それと何の関係があるのよっ！！」

「あのさ、服着てようと、髪を直そうと、ほら、その…“イマ、シテマシタ。”っつー色香みたいなヤツ？
　とにかく、そーいうの男は見りゃわかんだよ！！」

「え…！？
　ちょっと待って…」

かああーっと身体も顔も熱くなった。

「あ、相葉さんに気付かれちゃったってこと！？」

やだ、もう話をする機会があっても絶対に顔が見れない！
恥ずかしいーー！！

「は？…違げーって」

和也は憮然として腕組みをして、玄関の壁に肩を預けて私を睨んでいる。

「んなの、最初から相葉さん気付いてるわ！
　あんだけ電話に出なくて、しかもオレのこんだけラフなカッコみりゃわかんだろ！ふつー！」

え…？
そ、そうなの…？

「視点が違うの！男は！
　もっと危機意識持ちなさいよ！！」

「あ、でも、ほら相葉さん彼女いるし、和也のお友達だし。
　大丈夫だよ。そんな風に考える訳ない…」

「あーーーーもうっ！！！
　だーかーらー！！そーいう事じゃないっつーの！！
　ヤなの！！オレが！！そーいうA他の男に見られんの！！！」

はあはあと一気に捲し立てて、和也がしゃがみ込み、両腕で顔を隠す。

「…ったく、なんで全部言わせんだよ！！
　もー、ホントA鈍すぎ！！
　攻略したのに攻略できない。
　いったい何周クリアしたと思ってんの！！
　まだどんだけ先があんのよ！？」

＋＋＋

…ってやりとりがあったんですが、次の「声」に繋がらず、代わりにここで披露(笑)。

何のオチも意味もありません。
二人がお互いに好きで振り回されてたまらない様子を書きたかっただけです。
蔵出しですのでご容赦ください。

失礼しました。

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