☆イケメンレベル51☆ ページ7
お婆様「A、退学のことは話しましたからね」
貴方「！！」
ハッとすると、俺はここに何をしに来たのか
退学になることも、さっに自分で言ったのに
夏未「どうゆうことAちゃん、ちゃんと説明して…」
お婆様「私が説明した通りよ、それ以上言うことはないわ」
夏未「……そう、ですか」
夏未は心配そうな表情で俺を見る
俺はサッと目線をそらす
貴方「……ごめん、さっきの電話、この話だから」
夏未「…この学校を止める、ってことで良いのね？」
お婆様「あなたさっきから口の聞き方がなってないわね」
夏未「え…」
お婆様「この子が誰だか分かってるの？」
夏未「え、水川Aさん…」
お婆様「違うわ。天王子財閥の跡継ぎ、天王子Aよ」
夏未「Aちゃん…？」
貴方「言わなくてごめんね、大したことじゃないから気にしないで」
そう言ってイタズラっぽく笑えば、夏未は悲しそうな顔をする
うまく笑えなかったかな…
貴方「夏未、今までありがと。
辞める事だけ分かってくれれば良い、さっきの電話もこの事だから」
後ろを向いてドアノブを掴んだまま言う
そのまま理事長室を出た
貴方「明王…」
不動「A！お前今まで…」
貴方「あっきー、俺学校やめんだ」
不動「はっ？」
貴方「じゃあね」
笑って手を振って、隣を通りすぎようとした
掴まれる左手首
貴方「…何、どーしたの？」
不動「お前…」
貴方「また投げ飛ばされたい？」
不動「それは困るわ、いてーし」
貴方「みんなにも言っといて、今までありがとって」
俺は力の抜けたあっきーの手をそっと振り払って歩き出した
ここも最後か、楽しかったなぁ
あーくそ、戻りたくない…
貴方「ま、俺が我慢することで全てが丸くおさまるならそれでいいや」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
自室へ戻って、制服を脱ぎ捨てる
そしてクローゼットの中のスカートを見る
久しぶりに見たな、桜ヶ丘学園の制服だ
スカートじゃ、思いっきり走ったりサッカーしたりできないな
明日から部活もなくなるから、サッカーできないんだ
きっと、サッカーボールを触らせてもらえなくなるだろう
窓から、俺のワガママで作ってもらったサッカーコートが見える
あれもきっと壊される
もう忘れよう
俺の人生は俺のためじゃない、天王子財閥のためにあるんだ
そんな事、ずっと知ってたんだから
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killun♪(プロフ) - Vermut（元日本人です）さん» ありがとうございます！ラストはどうしようか迷って何とか終わらせました…(笑。そう言っていただけて安心です！ (2018年2月11日 18時) (
レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
Vermut（元日本人です） - 凄く良かったです…！ラストの展開にも感動しました！お疲れ様でした。ありがとうございました！ (2018年2月11日 17時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
killun♪(プロフ) - 日本人さん» 今までありがとうございました！更新が不定期だったりパスワードを忘れ入れなくなったりとご迷惑ばかりかけてしまいました…。それでも気長に待ってくださる皆様のおかげで完結することができました！本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。 (2018年2月11日 14時) (レス) id: c58c0a4f4f (このIDを非表示/違反報告)
日本人 - すっごく面白いです！更新頑張ってください！応援しています！！ (2017年7月22日 7時) (レス) id: d3f0b80636 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ@アニオタちゃん(プロフ) - △涼野ソラ▽さん» そんな風に言っていただけるなんて恐縮です…。最初の方は中1の時に書いてたのでグチャグチャで自分で見るのも憚られるくらいです…笑。これからも読んでいただけると嬉しいです( ^^ ) (2017年6月19日 12時) (レス) id: 496e5dffcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：killun♪ | 作成日時：2015年7月21日 21時
