貴方の事が大好きです。(Tomohiro.K)

50.家康の恋心(伝次郎side) ページ11

ー伝次郎sideー


家｢はぁ……今日もAちゃん仕事遅いの？｣


葵｢なんか最近大変みたいよー｣


家｢まじかぁ……俺お年玉もバレンタインも貰ってないよー｣


何日か前に俺の家で飲んでた時、


俺の大親友…三浦家康は言った。


家｢今年俺Aちゃんと1回も会ってないよーもうAちゃん不足だよー(泣)｣


こいつは正真正銘姉ちゃんの事が大好き。


もちろん恋愛的な面でね？


しかし姉ちゃんにはこぐちゃんがいる訳で


家康のことは俺の親友としか思ってないのだろう。


家｢ねぇ〜伝次郎〜Aちゃん好きな人いるの〜？｣


葵｢いや……いないと思うよ！！｣


家｢そっか。じゃああれは違うのか……｣


葵｢違うのか？｣


家康がボソッと呟いた言葉が妙に気になり、


聞いてみる。


家｢仕事終わって帰ってくる時、電車乗ろうとして、車の鍵家の中で無くしたから。そしたら…Aちゃんともう１人サラリーマンかな？小さめの俺らと同じくらいの男の人と２人で電車乗ってて…｣


ま、まさかそれって………


こぐちゃんのこと？


葵｢家康。今から言う事はお前のためにはなれないけどいい？｣


家｢うん。もういいよ。俺に振り向くことはないんだからさ…｣


俺と家の前ですれ違った時、


あの時２人で電車に乗って帰ってきたって


姉ちゃんから聞いた。


まさかその電車に乗ろうとしてた


家康が２人を見ちゃったと……


神様は家康のこと嫌いなのかな？

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