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(( 西畑 side ))
「 平野くん家の通り道なら
ついでに廉くんに挨拶してく?」
西「 Aがお世話になっとりますって?」
「 いやそれを言うなら平野くんの方が
お世話になってるやろ 」
西「 あ〜そっちか!」
「 ひどいな!もう! 」
西「 ごめんごめん 」
そんなことを言い合いながら
俺は彼のとこを見んようにして足を進める 。
たぶん彼は 、顔を上げたあと
俺らを見ているはずやから 。
西「 あ 、A帰り何時?
夜遅いんやったら合わせるで 」
「 ほんま?なんでまた急に 」
西「 え〜危ないやろ?仮にも女子なんやから 」
「 仮にも …? 」
西「 うそうそ 。
どうせ同じ方向やし途中まで一緒に帰ろ 」
「 おけ!またLINEするわ 」
西「 ん 」
会話がひと段落したとき
丁度永瀬家の前に到着して 。
例の彼を見てみると
襟足をいじりながら片脚に体重をかけた
立ち方でそっぽを向いていた 。
…… え 、こわ ……!!
はじめて見たけどえらいチャラない …!?
「 廉くんごめん遅くなった!今何時?!」
廉「 ……… しらん 」
「 ちょ 、腕時計「 しーらーん言うてんねん 」
西「 5時40分やで 」
俺がスマホを見てそう言うと
廉くんとやらは俺をキッと睨みつけた 。
廉「 ……… 誰 」
西「 ん? 」
廉「 …… あんた誰 」
西「 どうも 、西畑大吾です〜 」
廉「 …… 」
「 クラスメイトやねん 。
平野くんと仲ええねんで!」
西「 うちのAがお世話になっております〜 」
「 は?!平野くんや言うたやろ?!」
西「 あっちゃ〜!」
「 わざとらしいわ …!」
廉「 そーすか 。お疲れさんすね 」
興味なさそうにそう言って
彼はダルそうに家の中に入っていく 。
… うわ 、完全に 。
西「 怒らせてもうたな 」
「 あ 、大吾の所為ちゃうで?
いつものことやねん 。ほなまた後でね 」
しょうがないなーなんて呆れて言いながら
Aも家の中へ入っていく 。
西「 なんかあの子すごいな … 」
… まったく 、あんな露骨に嫌な顔せんでも 。
俺かてAとあいつが2人きりで勉強とか
超絶嫌やわ 。
他の男見て不愉快なんは
永瀬廉くん 、貴方だけちゃうねんで 。
…… そう言ってAをあの子に
渡さんとけばよかったんやろか 。
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梨菜(プロフ) - 続編お願いします! (2015年9月1日 3時) (レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです!! (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか?? (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω\) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ | 作成日時:2014年1月20日 3時