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(( 西畑 side ))
西「 ____ … でな?
ちゃっかりしてんねん紫耀さん 。
それをちゃんと覚えてて今日持ってこいって 」
「 せやからぬれおかき持ってんねや!」
西「 そーいうこと 」
「 へーおもしろいね平野くん!」
西「 ほんまにね〜 楽しいお方やわ 」
Aと一緒に平野家と永瀬家のある
方面へ向かって歩きながら
他愛もない話で盛り上がる帰り道 。
学校では毎日これでもかってくらい
喋ってるけど 、一緒に帰るのは久々で 。
俺は若干緊張してるんやけどね 。
せやけどさすが俺ら2人や 。
どんだけ話しても話題が尽きひん 。
ほんでAが楽しそうにしてくれて
こんな嬉しいことって他に無いで?
「 あ 、えーっとな 、あそこ廉くんの家!」
ふいに立ち止まってAが指さしたのは
10メートルほど先にある住宅地の一軒 。
新築らしい外観がすごく綺麗や 。
西「 あ 、紫耀さん家もあの辺やで 。
もっと奥やけど ……… って 、」
あれ 。
誰か 、おる?
Aの指差してた家の前 。
もしかして ……
「 ん? あ ……!
また廉くん出てきてる ……! 」
…… やっぱり 。
ついにお目にかかれる時が来たか 。
出たな 、永瀬廉 ……!
「 ちょっ!大吾!はよ!」
西「 ええ?なんで?」
「 待たせて機嫌悪くなったら面倒やもん!」
西「 あぁ 、はいはい 」
あれ? 待てよ 。
その廉くんとやらは
俺のこと見たらどう思うんやろう 。
たぶん知らへんよね?
… そうや 。俺も阿呆やない 。
こんな慌ててついて行くより
すました顔してAと並んでいった方が
絶対そいつの素の反応見れるやん 。
よし 、それや 。
西「 も〜待ってって!A〜 」
「 うお!追いつくの早!」
西「 悪いか 」
「 いや 、全く 」
再びAと並んで歩いて
永瀬家まであと6メートル、5メートル…と
近づいてきたとき 。
さっきよりも姿のはっきりしたその人物が
顔を上げたのを 俺は見逃さへんかった 。
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梨菜(プロフ) - 続編お願いします! (2015年9月1日 3時) (レス) id: 59f7b61e90 (このIDを非表示/違反報告)
めい(プロフ) - 続編がみたいです!! (2015年8月27日 17時) (レス) id: 5d15abddd3 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - この二人が付き合ってからが知りたいので、続編もしくは番外編を書いていただけないでしょうか?? (2015年8月25日 18時) (レス) id: 6a66c09535 (このIDを非表示/違反報告)
rumi(プロフ) - 赤色ジャス民さん» 「君を呼べば」は現在更新停止中です、、、更新再開まで非公開にしています、すみません…>_<… (2015年8月1日 12時) (レス) id: 74a2f70132 (このIDを非表示/違反報告)
BlueVenus - ニヤニヤしました(/ω\) (2015年8月1日 8時) (レス) id: cd5d5c1f74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なつめ | 作成日時:2014年1月20日 3時