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冨岡義勇を笑顔に…再挑戦 4/23訂正 ページ9

藤堂Aが柱になって間もない頃__








「A、何度も呼んでしまってごめんね。

少し頼みたいことがあるんだ。」









お館様はそういうと、まず以前あったことを話された。





まだ煉獄さんが炎柱としていらっしゃった頃に一度 冨岡さんの笑顔が見たいと非鳴嶼さんに頼んだそうだ。


しかしそれは失敗に終わり、挙げ句の果てには冨岡さんと不死川さんの接触禁止令まで出したらしく…









「みんな素直ないい子達だからね。

私の言葉を額面通りに受け取ってしまったんだろう。



しのぶだけは私の意図に気づいてくれていたみたいだけど。




それでね、Aが柱になったことだし 交流を深めるためにも もう一度同じことをしてほしい。」









お館様の意図とはきっと冨岡さんを孤立しないよう気遣ってやってほしい、ということだろう。

前の緊急柱合会議であった時も、私の存在に驚いたようには見えたが そこまで関わろうとしなかった。



お館様は立場上皆にそういうことを大っぴらにいうわけにもいかないが、同じ立場の私なら別。



うまく柱同士の仲を取り持ってほしいということだろう。




お館様の頼みということもあるが、それ以上に柱同士の関係が良いに越したことはない。

鬼殺隊を背負っている者同士連携しなくてはいけなくなる時もくるだろう。









「承知いたしました。」









「ありがとう、前もそうだったけど 話し合う場としてこの屋敷を使ってくれて構わないからね。」









「御心遣いありがとうございます。



必要になれば鴉を遣わせます、それでは準備に取り掛かりたく存じますので 退室させて頂きます。」









屋敷を出ると小金丸に柱の皆様の元へ順に遣わす。




交流を深めるのであれば、ご飯の時間を共にするのが良い。

そのために皆様の好物を聞きにいってもらう。






私も自分で向かえそうな方は直に会いにいく。



その前に、蝶屋敷に行って話を聞いてからにしなくては…



そう考え、しのぶさんに会いにいった。









蝶屋敷へ着くと、なほちゃんが迎えてくれ しのぶさんの元まで案内までしてくれた。









「しのぶ様、Aさんがお見えです。」









柱となった後も前と変わらずに接してほしいといっていたので、そう呼んでもらっている。









「あら、どうしたんですか?」









しのぶさんから出てきてくださった。









「実は…」

・→←ある日の柱合会議-宇髄視点- 完



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作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月21日 19時

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