検索窓
今日:3 hit、昨日:16 hit、合計:11,229 hit

ある日の柱合会議-宇髄視点- 完 ページ8

そう言われればそうだ。


まぁ あいつは音が大きいと目立つのと、自分の素早さを活かしたものが良いと判断したから光の呼吸をあみ出したと言っていたが。



きっと意図せず産屋敷一族であることが呼吸にも影響したのだろう。









「私たちの希望の光でもあるからね。


当主ではないけれど、特別な立場のAを守ってあげられるいい呼び名をつけてあげたいんだ。」









希望の光か…

今いる柱は“霞柱”を除いて全員二音だし、まぁいっても霞と同じ三音くらいが語呂がいい。



三音でも”ひかりばしら“は呼びにくさがあるしな。





場には静寂が訪れた。








光に因んだ文字っつったら 輝く くらいしか今は思いつかねぇな。

安直だがお館様のお名前から頂戴したような形にもなるし。


このままでも らちがあかねぇし、一旦口に出してみることにした。









「お館様のお名前の読みから頂戴して 輝く の字を使うというのはどうでしょうか?」









少しだけ 目をいつもより開かれた。


その後すぐに表情は戻されたが。









「ありがとう。

そうだね、なら輝を”あき“と読んで“輝柱(あきばしら)”というのはどうかな?」









輝柱であきばしら……語呂もいいし呼びやすい。


何よりAによく似合う。









「素晴らしい呼び名だと思います。」









「天元のおかげだよ。ありがとう。



きっとAも喜んでくれる。」









その後は 挨拶などを済ませて お館様の屋敷を後にした。







まさかお館様の御令姪様とはねぇ……


それでどうにかなるってことでもねぇし、今まで築いた信頼関係もある。


今更対応を変える方がさみぃ。









自分の屋敷に戻ると Aは雛鶴たちと一足先に修行をしていた。









「おーおー、頑張ってるじゃねぇか。」









「戻られたのですね、やけに地味な登場ですがどうかされました?」









「誰が地味だ。


おら、稽古すんぞ。」









Aの頭を小突いてまきをから木刀を受け取る。




こいつももう柱になんのか、と思うと感慨深いもんだな。






そう思いながら稽古を始めた。

冨岡義勇を笑顔に…再挑戦 4/23訂正→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
37人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 産屋敷家 , 番外編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ヒイロ | 作成日時:2020年4月21日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。