人が嫌いな鬼殺隊員

襲撃 ページ29

「ギャアアアアアアアアアッッッ！！！！」


とてつもない断末魔が響く


『(炎柱さんッ！ 頸を切れたのか！！

良かった！)』



断末魔と共に列車はのたうち回る様に動く


『……！！(乗客が危ないッ！！)』



…………揺れが収まる


乗客には外傷無し


『良かった...』


伊「ウオオオオオッッッ！！」


『………猪くん… 何やってるの…？』


伊「オレは伊之助だッ！

子分がこいつを助けろっつうから助けてんだ！」


伊之助君が向く視線の先には


列車に挟まれた運転手


『………これはもう歩けないな...

伊之助君 僕は他の車両の乗客の安全を確認する

君はその運転手さんを助けといてくれ』


伊「言われなくてもそうしてるッ！！」


そう言い僕は他の乗客の所へ向かう時だった


ドォォンッッッ！！！！


『！？ 何だ！？！』


とても大きい爆発音と共に感じた


今までに感じた事の無い



殺気


『伊之助君ッ！！運転手さんを助けたら

そこにいる乗客の人達を避難させてくれッ！！』


大声で伝えたが届いたか...？


僕はとてつもない殺気を感じる


場所へ向かった



この任務で死者は出させない


そう決心して

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