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第41話 ページ8

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「遅いわね、欠伸が出るわ」


鈍い音


炭治郎が地面に打ち付けられる


炭治郎はなんとか受け身を取ったが様子がおかしい


……ヒノカミ神楽の反動か


堕姫が空かさず炭治郎に攻撃しようとする





「堕姫、止まれ」





「ッ……!」


命令した瞬間堕姫の動きが止まる


炭治郎に攻撃が当たる寸前のところだった


「……私…今何で……?」


堕姫は不思議そうに自分の帯を見つめている


前回同様命令した瞬間の記憶は曖昧に操作している


「大丈夫?炭治郎」


「ハッ……ハァ…ハァ………ッ大丈夫だ!」


呼吸が苦しそうだったが、なんとか持ち直したようだ。


「A可哀想!その鬼狩りにたぶらかされているのね!直ぐに助けるから待ってて!」


………?


堕姫の思考は今どうなってるの?


多分ショックで都合のいいように矛先を私以外の炭治郎に向けているんだ


「Aは下がっていてくれ!……あの鬼に狙われている」


「………分かった。でも、私は炭治郎の加勢に来たから……」


あれを使おう


「……サムライソード、炭治郎を助けて」


以前倒した鬼の血鬼術を使い人形を作る


戦闘用に作った個体だ。会話はできないが私の命令はきく。


「A!その人は…」


炭治郎が人と言ったサムライソードは左手の取り外し小刀を抜いた


「……!?腕が!?」


炭治郎は腕を取り外したことに驚いているようだ


「何よそいつ……」


堕姫も訝しげにみている


「………」


小刀を抜いた事で悪魔の姿へと変化した


その名も___サムライソード


「!?」


炭治郎は驚いているようだ


「炭治郎、これはサムライソード。私が作り出した人形だよ。戦闘用の人形だから喋らないことが玉に瑕だけど。サムライソードの刀は日輪刀ではないから頸は斬れないけど、隙を作ることはできる…。とどめは炭治郎が刺してね」


「……分かった」


サムライソードは炭治郎が返事をすると"あの"構えをする。


「………」


__瞬間



サムライソードは既に堕姫の後にいた



「……は」


堕姫の胴体は泣き別れになっていた


「!!……すごい………」


「………」


サムライソードは一瞬堕姫を見たが、興味なさげに私の元まで戻ってきた


「良くやりました、サムライソード。」


炭治郎はあっさり斬られた上弦の鬼の胴体に驚いて固まっている


「炭治郎、今だよ」


「……ッ!嗚呼!」


炭治郎はハッとしたように刀を構え直す

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Gatto:(プロフ) - 界さん» ありがとうございます!コメント嬉しいです〜! (2023年1月24日 16時) (レス) @page37 id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
- めちゃんこ面白いです!神ですか?!って思いました!!!! (2023年1月24日 15時) (レス) id: 7c164536f1 (このIDを非表示/違反報告)
Gatto:(プロフ) - はむさん» ありがとうございます!面白いって言ってもらえてモチベ上がりました!更新頑張ります (2023年1月17日 15時) (レス) id: 0689703d8f (このIDを非表示/違反報告)
はむ - 一気読みしました!すごく面白いです更新待ってます^^ (2023年1月16日 18時) (レス) @page21 id: 4a751c8bb5 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - Gatto:さん» まじでこんな作品作ってくださってありがとうございます( ; ; )更新頑張ってください!! (2023年1月13日 13時) (レス) @page14 id: d9d34f6376 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Gatto: | 作成日時:2023年1月5日 23時

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