【鬼滅の刃✕チェンソーマン】支配の天使 ２

第５５話 ページ26

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遊廓での任務が終わった。


結果を言うと鬼殺隊の勝利だが、負傷した者が殆どだった。


宇髄さんも結局片腕と片目を失った


炭治郎と伊之助は昏睡状態


善逸は次の日にもう目覚めて機能回復訓練


そして、私は……


私は無傷だ


無傷というか…２回くらい死んだけど。


でも死んだおかげで無傷だ


負った致命傷も日本国民の適当な誰かが犠牲になることで無傷になる


後味が悪い能力だ


まあ、そこは置いといて…。


私は無傷だったけど上弦の鬼を倒したので２週間程のまとまった休みをもらった


もっとくれても良くない？って思ったけど、鬼は私が休んでいる間にも出るわけだから仕方がない



今日はその休みを使って街に来ている


この時代の浅草は初めてで、わくわくする


本当は煉󠄁獄さんを誘おうと思ったけどお館様に呼ばれているらしく、誘えなかった


炭治郎達も昏睡状態だし


完全に回復してないから誘えないし


カナヲちゃんも任務があるし……他の柱も忙しいし……


それで結局一人で来た


「これならいっその事任務のほうが良かったかも…」


独り言を呟くが当たり前のように誰も応えてくれない


寂しい


「………」


色々店を物色し疲れたから団子を買って食べる


少し街から離れた橋の上で河に映るゆらゆらとした浅草の灯りを見ていた


「……足りないな」


本格的にお腹が空いてきて団子１つじゃ物足りなくなっていた


何処かでちゃんとした夕餉を食べようか


そう思って後ろを振り返った





「お嬢さん、お一人ですか？」






目を疑った



こんなにもあっさり会えるものだろうか



出会いは突然だった


そこには切実に会いたいと願っていた



















鬼舞辻󠄀無惨がそこに居た

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