106.みんなを"笑顔"に ページ6
「寧々、これじゃなきゃダメなんだ、これしか私は無いと思ってるんだ」
これが一番成功すれば良い結果を出せると思う
メリットがある分、リスクもあるけれども
でも、つまりはこんなことを…こんな博打をしないといけないくらい、私は逃げて来た訳で
まぁそりゃあ、その後は大変だ
でも、私はそうだとしても笑顔にさせたい
「……わ、わかった。
でも、これで失敗したとか言わないでよね」
「うん、勿論」
…よし、取り敢えず寧々は突破
…ただ、これ以上に厄介な相手がいるのも事実で。
とは言え私から言い出したことだけど
「それと類くん、私はこんな演出を思いついてるんだけど……」
「…ッ！
……しかし、この演出はかなり危険だよ」
「知ってる。
……だから、せめて怪我をするのは"私だけ"にして欲しい」
「…！？
…でも、それではその演出をして、怪我をした場合、後悔するのはAくんだけじゃない。
…司くんも、えむくんも、寧々も…僕も、後悔する」
「……いいよ、絶対に成功させる。
そもそも、そんなことを言うなんて類くんらしくないよ」
「……すまないけど、台本がOKになったからって、この演出をOKさせる訳にはいかないな」
まぁ、そうなるよね
「でも、これは私の過去にも関わる演出なんだ」
「君の過去に……？」
「私は、自分の演出のせいで友達を不幸にさせたんだ」
「…だからって、僕が良いとは言わないよ」
「ッ…私は！
…もう一回、リベンジをしたい！
トラウマを超えて、成長をしたい、紗那を笑顔にしたいんだ」
「…キミの気持ちはわかるよ。
でも、僕はAくんがその演出をしなくても良いと思うんだ。司くん達の笑顔も大事だと、僕は思ってるんだ」
類くんの言うこと、それはきっと正論だと思う
まず、自分が怪我してワンダショのみんなに迷惑かけて、笑顔が自分のせいで無くなってしまうのはいけないと思う
でも、そうだとしてもやりたいんだ
「…確かにそうだけど、でも！」
「…ちょっと待て、お前ら」
私達が熱くなってたのを止めたのは、司だった
「…オレは、笑顔溢れるワンダーステージにする為には、そのキャストがまず笑顔にならないといけないと思ってる」
「…うん」
司も、止めるのだろうか
正直、ここまで来たらやりたいけど、みんなの意見も尊重しないと、と頭を冷やして反省してる自分もいる
「オレは…Aに賛成だ」
「…えっ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「プロセカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みっつ(プロフ) - きなこんこんさん» コメントありがとうございます…！主人公ちゃんに感情移入出来るような小説を作れていれば良かったなと思います！更新頑張りますね！ (2022年3月27日 22時) (
レス) id: e5fcf6a915 (このIDを非表示/違反報告)
きなこんこん - 好きです！主人公ちゃんには本当に頑張ってほしい…！更新頑張ってください！応援してます！！ (2022年3月27日 21時) (レス) @page1 id: 5c71fdc042 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みっつ | 作成日時：2022年3月26日 11時
