私は三ツ谷先輩が大好き！【東リべ】

.よんじゅういち ページ42

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『………っ』


自分の教室まで走って入ると、誰もいなかった


もうみんな帰ったのかな、うん、好都合だ



『なんで……あんなこと言うのさ…』


ひどい、勘違いだなんて


そんなことないのに。


溢れてくる涙を拭っても拭っても止まることは無かった


そんなに迷惑なら言ってくれれば良かったのに。


気付けない私も悪かったけど…



『……三ツ谷先輩のばか…』



もう話しかけないもんねーっだ


千冬に文句いっぱい言ってやる


それで、直ぐに三ツ谷先輩なんか忘れてもっとかっこいい…



『………三ツ谷先輩が一番カッコイイよ……』


手芸部にいる時の三ツ谷先輩


みんなと笑ってる三ツ谷先輩


喧嘩してる三ツ谷先輩


私を助けてくれる三ツ谷先輩



『……こんなの…もう…』



三ツ谷先輩以外に恋するなってことじゃん。




「…はっ…お前、足早すぎ」


『み、三ツ谷せんぱ』



私の体は優しく温かい三ツ谷先輩に包まれた

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