ヨンジュウサン ページ44
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『武道…黙っててごめんね』
「……大丈夫」
あの後、正式に場地は芭流覇羅の仲間になった
そして一週間後の10月31日、芭流覇羅対東卍の決戦がある
きっとその日が、
場地ととらと私と、佐野の最初で最後の闘いになる
『わあ、千冬久しぶり』
「久しぶりッス、Aさん」
『怪我…大丈夫?』
「全然…大丈夫ッス」
「姉ちゃん、千冬とも知り合いなんだ?」
『まあ場地関係で話したりとかはあったね』
雨の中、武道と千冬と3人で歩く
向かう先は、真くんのお墓。
そこに佐野がいるらしい
「あ、いた」
「お疲れ様ッス」
『……』
佐野を見ると、心が押し潰されそうになる
佐野はチラッと私を見た
そしておいで、と優しい声で呼びかけた
「…兄貴、Aだぜ。生意気に育ってるよ」
『うっさい…』
「真一郎くんも手焼いてたもんな」
『…そんなことないもん
花添えてい?』
「ありがとう」
持って来ていた花をお墓に添えた
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だぶりゅ(プロフ) - 紅いちごさん» コメントありがとうございます!これからも応援よろしくお願いします(照) (2021年10月18日 21時) (レス) id: 34f6fa40f8 (このIDを非表示/違反報告)
紅いちご - この小説とても面白いですね!更新も無理せず頑張ってください!応援してます! (2021年10月15日 22時) (レス) @page34 id: 0ffbfabdee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だぶりゅ | 作成日時:2021年10月3日 18時