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｢A、今日は食堂？｣
四時間目の授業が終わって教科書をロッカーに閉まってると、グレーのパーカーをいい感じに着こなしたチョアが聞いてきた。
｢うん。ごめんね｣
最初はチョアたちとお昼を食べてたんだけど、チョアが
｢いーから！彼氏との時間を大切にしなさい！！｣
と、気をきかしてくれたので、今はそれに甘えている。
クラスでグループは既に出来上がっていたから、チョアひとりで食べていかな？大丈夫かな？って心配してたりしたんだけど
なんやかんやジョンインとセフンと仲良く食べてるみたい。
｢別にいいよ。
でも、明日はこっちで食べてよね？
パンチプがお留守番中の犬みたいでめんどくさいから。｣
いってらっしゃい、とフワッと笑うチョア。
チョアは本当に回りが見えてるなぁ。感心する。
お留守番中の犬、ってよくわからないけど……
.
お弁当を持って食堂に向かうと、オッパが既にテーブルに座っていた。
するとすぐに私に気づいて、にこっ と笑ってこっちこっちってジェスチャーをする。
｢オッパ！お待たせ！｣
｢ううん。食べよっか｣
椅子をひいてオッパの前に座ろうとすると……
｢そうだね、食べよう！''みんな''で！！｣
げ。
｢…なんでチャニョルがいるの……｣
学食の担々麺を持ってギョンスオッパの隣に座るチャニョル先輩。
オッパの表情が分かりやすく曇る。
｢ちょっとちょっと〜！俺もいるからね！｣
げげげ。
｢やぁやぁAちゃん、お隣失礼〜〜｣
｢なんでベク先輩もいるんですか…｣
｢カップルがラブラブとお昼食べてたら邪魔しないわけにはいかないじゃん〜ねっチャニョラ！｣
ね〜〜、なんて言いながら担々麺を啜るチャニョル先輩。
ギョンスオッパにうるさいとよく聞いていたベク先輩は、会ってみると本当にうるさい。
チャンベク揃うとさらにうるさい。そしてめんどくさい。
どこから湧き出るのか、いつもギョンスオッパと私の邪魔してくる。
もんのすごい、お邪魔虫。
｢あ〜〜もう、ほんと何なのお前ら！｣
…まぁ、オッパが楽しそうにしてるから全然いいんだけどさ、
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作者名：きゃっち | 作成日時：2016年2月28日 16時
