(私の中での)最強のごまかし方【名探偵コナン】

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過ぎてますすみません。

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私、ただいまピンチです。


経緯は端折るけど沖矢さんこと赤井さんに問い詰められてます。

お前はいったい何者なんだいッッ的な感じで。


まともな嘘がつける気がしない。どうしよう。



『えっとですね…』


「ああ」


『聞いても驚かないでくださいよ…？』


「…ああ。」



あっ目で早く言えって言ってきてるよこわい。


まじでどうしよう下手に嘘つくわけにも…


ん？そういえば今日…、


赤井さーん！！！私の勝ちだな！！！！



『実は私、神様と似たような存在なんです。』

「は？」

『嘘ですごめんなさい今日エイプリルフールなんで嘘つきたかったんですだからそんなに怒らないでください』



この人冗談通じないタイプだな…？

いつものごとく真顔で言ったから信じてくれると思ったのに！！


嘘っぽい嘘はだめだな。ここはもう本当のことを言うしかない。

ほかに言い訳とか思いつかん。



『ごめんなさい。本当のこと言いますね。

実は私、この世界で命を授かる前、別の世界で生きていたんです。

まあいわゆる前世ってやつですね。そこで赤井さんのことを知ったんです。

なので、赤井さんが沖矢さんの姿で過ごしていることやその他もろもろのことを知っていたんです。

これでいいですか？』


「…」



さっきの話よりはましになったと思ったのか、

先ほどの威圧的なのは感じない。


まあお前嘘ついてるだろ見たいな顔は変わってないですけど。



『……』


「それは、本当の話なんだよな？

また嘘ついてはぐらかそうとしてるわけじゃないんだよな。」



真剣な目つきで、睨んでいるともとれる表情で私を見る。



＿＿＿信じてもらえるわけ、ないか。


そう思った私の頬は、


少量の涙によって濡れていた。




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