【黒バス】なんだかんだ、関わってますよね〜。

33 ページ34

.





「ちょっ、茜ちゃんどうしたのこれ！？」



「あー…。鞄盗られた時に少し身体ごと引きずられちゃって。コンクリートに膝をズルズルと」



「ええ？！絶対痛かったよね！？」



「うわ、ひでぇなこれ」




桃井ちゃんと青峰くんが2人してしゃがみ込む。

なんなの2人とも息ピッタリなんだけど、2人して私の膝見てくるんだけど。

とは言っても。

鞄が取り返せたからかな。

緊張が抜けて、膝の痛みが容赦無く襲ってくるわー。


こんな大怪我するの、小学2年生ぶりだし。





「このままじゃ、ばい菌入るかもしれません」



「あ、でも。家までもう少しだと思うから…帰ってから消毒…「駄目！！」



えええ。

桃井ちゃんが凄い剣幕で迫ってくるから、私は縮こまってしまう。

でもこの集団の中にいるの嫌だな。

めっちゃくちゃ監察されてるし。


もうキセキの世代全員見れたから、これ以上の関わりを望んではいないのだけれど。




「ちょっと待ってて！！」



「あっ、桃井さん！？」




桃井ちゃんは何を思ったのか

コンビニへと入って行ってしまった。



………ど、どうすれば。






「あぁ言ったら聞かねーな、さつきは」



「そう、ですか」





青峰くんに視線を向ければ

呆れた顔で返される。



つまり、待てと。









.

34→←32

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す