【黒バス】なんだかんだ、関わってますよね〜。

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「ドリンクです、どうぞー」




「あれ？誰……」




「体験入部のマネージャーの、紺野です。今日一日お世話になります」




にこりと笑えば、戸惑いつつも宜しくと言ってくれた部員達。

もうこれで何回目の説明だろう。


みんなして照れてたな。

この世界の私は、美人の部類に入るみたいで

好意を寄せてくれた男性の告白もかなりの数を体験した。



屋台とか行くとオマケしてくれるし。



容姿が良いって得だよね。



これは美男美女の父母に感謝だよ。

フランス人の母に、日本人の父。


極端な外国寄りの顏にならなかったから、からかわれる事もなく。


普通に生活してこれた訳だ。








「おいテツ、大丈夫かよ」



「黒子、情けないのだよ。
もっと体力をつけるんだ」



「……。」





少し遠くの方に、黒子が倒れている。

練習のキツさにダウンした様で、そんな光景を漫画で見たなーっと思い返した。


本当に黒子って体力が少ないんだな。






「ドリンクまだありますか？」




「はい、ありますよ。どうぞ」




「あ、ありがとうっ」





赤くなった部員を見てあははと笑う。


…顏に騙されたら駄目ですよ。


中身はただのオタクだから、ね。




ね。







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