【不思議なキミと巡るジャーニー】真っ白な地図【CS】 (ページ4)

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【備考】普段はゲリラ的な街頭演奏での臨時収入や、演奏家として店や町に呼ばれた際の収入などで生活している。しかし生活費に加え楽器の手入れもあるため、生活はカツカツのことが多い。そのため野宿が厳しい季節には、宿の食事処で演奏する代わりに泊まらせてもらう、といったこともよくしている。
　それ以外にも、旅路で他の旅人と出会った際には簡単な演奏を行うことがある。

　旅に持ち運んでいる楽器はギター、フルート、オカリナ。演奏自体はこの他にもヴァイオリン、ピアノ、クラリネット、サックス、ドラムなど…名の知れた楽器はほとんど基礎が身についていると言って過言ではない。同じ音楽として歌唱も好きで、ギターやピアノの演奏時には弾き語りを行うこともある。
　ここ数年で作曲にも興味を持ち始め、現時点で3曲ほど作っているようだ。

　旅人歴(？)が長いため、サバイバル生活も比較的できるほう。家事は全体的にできるが、料理は不得手。美味しくないことは自覚しているため、旅先に美味しいお店があると聞けばこぞって訪れている。

○過去について
　生まれつき、魔力量と呼ばれるものが少なかった。
　父も母も姉も魔法が得意なのに、ソフィアだけは成長しても、どの魔法もうまく使えなくて。魔法が当たり前の家でも、周りの友達にも、段々と疎外されるようになってしまう。ソフィア自身も塞ぎ込むようになり、周りの声を遮断したがって耳を覆う日々が続いた。

　そんな中、10歳の冬。近くに住んでいた祖母に連れ出されたソフィアは、街に訪れていた楽団の演奏会を聴くことになる。そこで響いた音楽は、人数の少ない小さなブラスバンド。もっと大規模な音楽を求めていたのか、客席は閑散としていた。
　それでも魔法を一切使われていない「音楽」という存在は、耳を通り、ソフィアのなかで大きく反響した。音楽だけは、人の手で繊細に作られるほうが断然美しかったのだ。
　その日から世界は輝き出した。ソフィアも背中を押され、塞ぎ込むことを止めてキラキラした音楽の世界へと歩み始める。
　暫くするうちに、私の音楽を色んな人に聞いてもらいたい。もし私と同じように悩んでいる人がいるならば、その人に一番に聞いてほしい！そんな思いがつのって、親の反対を押し切り16歳から旅を始めることになる。

　幼少期は祖母の家にあったフルートしか演奏できなかったが、旅の最中で他楽器の演奏法も学び、今ではどの楽器も人前で披露できるほど身についている。