彗星女優 (ページ6)

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景山澪奈ページ6

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今日の撮影無事終了。
クラクラするなあ。

ケータリングも、クリスマスの時は
いっぱい食べれたのに
もう何も食べる気になれない。

さっきも心配してくれた将暉くんやめいめいが
「フルーツゼリー食べる？」って
持ってきてくれたけど
結局食べても戻しちゃうから断っちゃったし…。

今の私って、最高に絡みづらい存在だよね。
撮影中も何回もNG出しちゃって
いろんな人に迷惑かけちゃうし。

普段はこんなことないのに、
自分で自分が嫌になる。

「__ちゃん！」

「Aちゃんってば！！」

『んー、楓珠？どうしたの？』

「ご飯！ご飯食べ行こ！俺の奢りでいいから！」

『ごめん今そんな気分じゃない』

「えーなんでよ行こうって」

『あのさあ！
ちょっと静かにしてもらっていいかな！
頭痛いの、』

「…っ、ごめん」

「A？」

『！
萌歌…！！！』

そう言って、萌歌に抱きついた。
感情のリミッターが抑えきれなかった。

『ごめんっ、ごめんねっ、ごめんなさいっ。
萌歌、ほんとごめん、っ
ごめんね

澪奈 ____ っ』

「まってまって落ち着いて？
こんにちは上白石萌歌です(笑)
どうしたの？」

そう聞かれて、泣きながら今の気持ちを話した。
よくわからない話だったのに萌歌は
相槌を打ちながら一生懸命聞いてくれた。

「ありがとね、A」

『へ？』

「ありがとう。Aみたいな友達がいて、
澪奈は幸せだったと思うよ。
きっと、ううん、絶対。
絶対大きな心の支えになってたよ。
安心して、私も、景山澪奈も、
Aのことも茉菜のことも恨まないし
絶対嫌いにならないから、ね？」

『ありがとうっ』

「やっぱ、Aはすごいね。
女優として憧れるよ。
私も今から撮影がんばるね」

『ありがとう、引き止めちゃってごめんね、』

「ううん！話せてよかった！
今度またお出かけしようね！」

『うん！』

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『楓珠、さっき怒鳴ってごめん…。
一緒に帰ろ？』

「…うん。」

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