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特別枠 ページ20

−伏黒 side−




机の上にあるあまりにも綺麗な携帯を見つめる


「(変えたばっかりなのか?)」


なんて思いながらも画面をスライドする


「(まじか)」


こいつロックすらかけてないぞ
それに何の防御もなく開いた画面は初期設定のままだ

呪術師とは言え女子高生の携帯だ、なんかもっとこう違うものを想像していた


「(釘崎のなんか訳分からんカバー付いてたな)」


しかし連絡先の件数を見て更に驚愕する

3件て…




「おい」




俺はベランダに居るであろうそいつに声をかけた

すると




『なに』




姿は表さず返ってきたのは声だけ




「お前これ、連絡先3件て少なすぎねぇか」




いや、そんなのは個人の勝手だろう
自分で聞いといてそんなことを思っていると




『あー、それ悟と何だっけ、任務の時送迎してくれたりする人』


「補助監督の人か」


『そう、その人が2人』




理由があるとしたら勝手に追加するのはまずいか?




「…なんか事情あるなら無理に教えなくてもいいんだぞ」




なんて今更確認してみる
一応だ一応




『いや大丈夫、そもそもそれ(携帯)ここ(高専)に来た時に悟が買ったやつだし』


『持ちなさいって言うから』なんて言っているが、今回ばかりは五条先生に賛成だ




まぁ、特に問題がないのならとりあえず追加しておくかと、お互いの連絡先を交換し




「終わったぞ」




ベランダに声をかけると今度はひょこっと顔を出し




『ありがとう』




と言って手を出しているAに携帯を返す
すると画面を見つめながら




『なんか変な感じ』


「何が」


『いや、ここ(高専)に来るまで友達なんか居なかったし誰かと連絡取り合うなんて考えたこともなかったからさ』




なんて言っているが相変わらず無表情だ




『いや、友達では無いか、悟は先生だし、補助の人は補助の人だし

…恵は、何だ?』




先程まで画面を見ていた目は真っ直ぐ俺を見ている




「友達でも、仲間でも、ライバルでもお前がそう思ったなら何でもいんじゃねぇか」




なんて自分でも相変わらず面白みのない答えだと思う




『そうか、じゃあ恵は特別枠だね』


「は?」




なんだよ特別枠って…
てっきりよくわからないとか言うと思ってた




『よくわかんないけど、そこら辺の他人とはやっぱ違うし、だから特別枠』




…よく分かってないのは合ってたな



ま、Aの特別はこれから増えるだろうが


とりあえず、俺が第1号ってことで

楽しそう→←俺様紳士



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k - とても面白い、、、更新頑張ってください! (5月21日 13時) (レス) @page25 id: 5c864d8d23 (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - 俺は猫派だ!!!!!! (2023年1月6日 13時) (レス) @page25 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
かな(プロフ) - とても面白いです…‼︎続きが気になります… (2022年11月18日 4時) (レス) @page25 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珠月 | 作成日時:2021年5月5日 21時

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