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二人の記念日 ページ11
あれから1ヶ月。
もう春の足音が聞こえるようになってきた
今日この頃。
俺たちは、1ヶ月の記念日を迎えていた。
相葉ちゃんの言葉に始めは怒っていたものの
そんな気がしていたと、ニノも
俺たちのことを快く許してくれた。
時折肌寒い日があるものの、
俺たちの心にはひと足早く春が訪れていた。
散々遠回りはしたものの
今こうして一緒に居られることが
とても幸せだと思う。
｢ありがとね、相葉ちゃん｣
隣にいる彼にふと言ってみる。
｢どしたの翔ちゃん、急だな〜｣
なんて言いながらも俺の方へと
身体を凭れかけてくる。
そっと彼の肩を抱き、彼の頭と己の頭を
くっつける。
｢俺こそ、ありがとね、翔ちゃん｣
なんて言いながら俺の頬に口付ける。
こんな幸せ、二度と訪れないだろうな。
｢これからもよろしくな｣
そう言って彼の唇にそっとキスを落とす。
照れたように微笑む彼が
愛おしくてたまらなかった。
何気ない日常の幸せを噛み締める
そんな俺の部屋で過ごす、二人の記念日。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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作者名：あらゆい | 作成日時：2017年10月2日 21時
