わたしの隣

あざといお隣さん ページ6

朝の日差しをいっぱいに浴びて目を覚ます

壁の向こうで背中合わせの隼くんは今日もまた寝坊かなー、


『あと30分起きなかったら起こそう』


わたしってばお母さん役じゃん
毎日えらすぎ、もお




目玉焼きをつくって、パンを焼いて、ジュース入れて

あ、昨日のブロッコリーの残り付け合わせよ



ゴソゴソ


え、隼くん起きたの？

あのお寝坊隼くんが？




A起きたの


隼くん起きた



『うわ、自分で起きるのいつぶりなんだろ』


テーブルでパンをかじりながらテレビの占い見て

『やだ、ビリなの信じられないショック』


ラッキーポイントは..


『お、お隣さん』


隼くんかあ



ガチャ「行ってきます」バタン！

『え、早い早い！』


慌てて玄関に行ってドアから顔を出す


「じゃあね！」
ってエレベーターに向かいながらこっちに向かって手を振る隼くん


『行ってらっしゃい！』




隼くんが寝坊しないなんて明日雪降るよ


でも、お隣さんとお喋りできたから今日はとりあえず心配ないかな


いちいち挨拶しに来るところとか甘やかしちゃうポイントだよねほんとに

『あざとい』

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