わたしの隣 (ページ21)

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イケメンメーターページ21

隼「はい、つきました」

『コーヒー？』

隼「とりあえず降りてくれ」

『ごめんごめん』

隼「ここ来たかったんだよねー」

『え、待ってそれじゃあわたし付き添いじゃん』

隼「違うよお礼なのこれは」

わたしコーヒー好きとか言ったことないし、どちらかと言えばオレンジジュースなんだけどなあ。

隼「んー、シンプルにアメリカーノで」

Aは？ってナチュラルに聞かれる

『え？なに？わかんないけど、ブラックモカで』

隼「え笑笑」

『え？』

わたし、変なこと言った？

隼「はい、ブラックモカ！笑笑」

『あ、ありがとう』

なんでそんなに嬉しそうなの、隼くん。
そんなかわいい笑顔見たのいつぶり...

『...にっがあい』

隼「でしょうね！笑」

うわ、この人分かってて何も言わなかったのね

『いじわる』

隼「ブラックって書いてある時点で気づかないから好きなのかなーって笑」

『わたし苦いの好きじゃないって知ってるくせにさ、』

隼「はい、こっちどーぞ」

『え？』

隼「こうなると思って、俺のやつクリームフラペチーノに変えといたから」

『え？』

聞き間違い？
イケメンすぎない？

隼「はやく、交換。しないの？」

『し、します』

隼「なに、イケメンすぎて戸惑ってるって？」

『イケメンメーター振り切れたよ、針』

隼「うわ、俺でもちょっと苦い」

『あまい、しあわせ』

お礼とか言っといて、結果隼くんに付き合わされたし、
ちょっといじわるされた訳だけど、
イケメン隼くんとお出かけできただけで大満足です。

『はあ、』

隼「今度はなに」

『しあわせすぎるなって』

隼「ほんとにややこしいやつ」

『いいもん、それでも』

それでも隼くんといられれば何でかしあわせなんです。

わたし、隼くんのファンの人たちに打ちのめされるんだろうなあ、、