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＊
「ん〜やっぱり美味しいです！！」
「っふふ、ありがとうございます」
安室さん特製のハムサンド美味しすぎる。
毎日出されても飽きない、絶対に！
てか、毎日食べたい！！
「もーらいっ！」
「あっ！」
「んはぁ、うまっ！ほら、聖山も食べてみろってー」
「俺はいい」
「遠慮すんなって〜」
「してない」
湊やめろ！！
それ以上、聖山を煽るなバカ！！
隣の聖山の覇気的なものが、どんどんと悪い方向に高まっている気がする。
そして、それを楽しそうに見てる安室さんが怖い！！確信犯ですか！？
「ひ、聖山、美味しいよ？一口だけでも食べてみなよ」
「……美味いのか、そんなに」
「そりゃあ！」
「………」
間を置いて、ぱくっと食べられた。
私の手にあった、食べかけのハムサンドを。
え、ちょ、待って。
「うん、確かに美味いな」
口端についたソースを舌で拭い取る聖山が、なんか色気が出てて顔が熱くなる。
てか、絵になる。
思わずぽーっと見惚れてれば、聖山が僅かに微笑んで胸が高鳴る。
やばい、聖山って、こんな顔するのか。
「Aさん」
不意に安室さんに名前を呼ばれ前を向いた瞬間、呆けて開いていた口に何か突っ込まれる。反射的に噛んだそれは、甘いチョコ。
「試作品のチョコです、美味しいですか？」
「お、おいひいえふへど……」
＊お、美味しいですけど…
パキッと半分に折られたチョコは、そのまま安室さんの口の中へと放り込まれる。
え、待って、それ間接、っ
「本当だ、Aさんと半分こしたから余計に甘く感じます」
あ、だめだ。
今日は私の命日かもしれない。
＊
「おーいA、大丈夫かー？」
「か、かん……き、……す」
「だめだこりゃ、完全に意識飛ばしてらぁ」
顔を真っ赤にし、うわ言を話すAを湊はおんぶする。
ちらりと後ろを向けば、相変わらず睨み合っている安室さんと聖山が居て、うわぁ、とした表情を浮かべる湊。
「聖山、帰んぞー」
「あぁ」
「湊くん、良ければ送っていきますよ？」
「大丈夫っす！コイツ背負うの慣れてんで」
「…そう、ですか」
いや安室さん顔怖すぎ。
俺、寿命縮まんじゃね？助けろAやい。
抱え直し、聖山と駄弁りながら道を歩く。
背中から伝わってくるAの温もりに、やれやれと溜め息が出た。
厄介なモンに好かれやすいなオメーは。
幼馴染みの引き寄せ体質に、湊はまた溜め息がでた。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
