6-2 ページ30
＊
「A、ここ違う、これはこっちの公式を使うんだ」
「な、なるほど……」
「あぁ凄い、Aさんは飲み込みが早いですね、とても教え甲斐がある」
「あ、ありがとうございます…」
「…Aには俺が教えるんで、湊のお願いしてもいいですか安室さん」
「もちろん湊くんのも見てますよ？僕は物事を並行に行うのが得意なんでつい…、良かったら聖山くんのも見ましょうか？」
「結構です」
なんで、なんでこうなったの。
右隣に座る聖山と、私の前に座る安室さん。
聖山はいつも以上に無表情だし眼光鋭いし…安室さんは微笑みを浮かべてるけど、目からビーム出てんじゃないかってくらいに眼圧が凄い。
こうなったのは全部……。
「ちょ、なんで睨むんだよA」
全部お前のせいだからだよ！！！
＊
＿30分前
『ここがポアロか』
今思えばあそこで止めるべきだった。
まるで今から道場破りをするかのように呟いた聖山。
湊は意気揚々と店に入っていき、聖山、そして私の順で入っていく。
思ったよりも空いていた店内にホッとしたのも束の間に、
『いらっしゃいませ！あ、Aさんお久しぶりですね』
安室さんの優しい声と微笑みにやられた。
『あ、安室さん、お久しぶりです！』
『あれっきり来てくれなかったので寂しかったんですよ？』
あーもうやばい！！！
ドンペリ入れたいくらいだ！
安室さんの微笑みに見惚れていると、不意に入ってきた聖山の背中に遮られてしまう。
『あんたが安室透か』
『ちょ、聖山！年上だから！』
『そうですけど……君が聖山くんですか、一度AさんのRINEの画像で拝見したことがあります』
『……』
『…あの？どうかされましたか？』
『…A、コイツみたいなのがイケメンというのか？』
『ちょ、聖山さん！？』
安室さんも目を見開いてるし！！
聖山は真顔で振り返って聞いてくるし！！
梓さん！！ニヤニヤしないで！！！
湊！！ニヤニヤすんな！！
『なに言ってんだ聖山、イケメンじゃねーよ？＿＿超絶イケメンだ』
『お前が何言ってんだ！』
『だってそうだろ？そう言わねーとA、お前が俺に怒ったんじゃねーか』
え、そうだったけ？
やばい、全然記憶にない。
＊
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
そらね - なんだかんだで夢主ちゃんの心配をしてる感じの湊くん、素敵です！ (2022年4月22日 18時) (
レス) @page32 id: 27a0f136f2 (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - ユキさん» お目通しいただきありがとうごいます。ヤンデレ尊いですよね！頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
水梨リンゴ(プロフ) - イアデビルさん» お目通しいただきありがとうごいます。頑張ります！ (2020年4月24日 15時) (レス) id: 6e3f3ba37f (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - はあヤンデレ尊い……更新頑張ってください！ (2020年4月24日 11時) (レス) id: 78a4c2c60e (このIDを非表示/違反報告)
イアデビル(プロフ) - めっちゃ好きです更新頑張ってください！ (2020年4月24日 10時) (レス) id: ef5404f845 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水梨リンゴ | 作成日時：2020年4月17日 10時
