【wrwrd!】皆さん、BLの時間です。【BL】【短編集】

rbtn編 ページ30

side rb

tn「ん...ぅ...？」

rb「おはよ、トントン」

tn「っ？！は？！なんでおん、おるん？！」

rb「焦りすぎやろ...w貴方が昨日呼んだんでしょうが」

tn「...あぁ、あー...そうだわ...」

昨日の23時頃、急にトントンから連絡があって、家に行った。
出迎えてくれたトントンはかなり酔っていて、何となく察したが...
もちろん何もしてません勘違いしないでよね！

rb「てか出れんのやけど、この部屋外鍵とかないよな？」

tn「え、ないけど...なんで出れんのや...？」

先に起きた俺は部屋を出て朝食でも用意しようと思っていた。
残念なことにドアが開かないので断念し、彼が起きるのを待った。

rb「これ、かの有名な出られない部屋ってやつなんやないか...？」

tn「え、でも確実に俺ん家...」

rb「もしかしたら扉の向こうで誰かがイタズラしてんのかもな」

tn「俺ん家セキュリティーガバガバで草なんですけど」

rb「...ん？なんやこれ」

俺の足元に1枚の紙。
紙を裏返すと、そこには

rb「『お互いにキスをしないと出られない部屋』...らしいで」

tn「あ、無理ですね」

rb「やんなぁ...」

tn「ちょっと童帝には難しすぎるんとちゃうか？」

とは言っても、恐らくやらないとドアは開かないわけで。
とりあえず俺からは済ませて置こうか...

rb「トントン、こっち向いて」

tn「ん？っ...！ロボっ...！」

rb「急にしたんはごめん。先に俺の方は終わらしとこう思って」

tn「あぁ...」

さて、終わらせたはいいものの、彼がしてくれるとは到底思えない。
...ん？待てよ...
ロボロさん天才だから閃いちゃったわ。

rb「トントン、これ、口じゃなくてもええんやない...？」

tn「あぁ、ほんまや。書いてないもんな...」

「はぁ？！」

なんか部屋の外から知り合いの声が聞こえた気がするが気のせいだろう。
トントンに手の甲を差し出す。

tn「ん...」

rb「なんかこれ従者と主みたいやな」

tn「俺が従者っぽいんは認めてやるわ」

俺の恋人と一緒に部屋を出た。

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