画面越しの君 (ページ2)

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ナオ「でも本当にすごいよね、あんた。てかニノとはもう親友レベルでしょ？」

『バカ言わないでよ。なんであんな人と．．．』

ナオ「二宮和也にそんなこと言えるのあんただけよ」

ジャニーズの方々と何度もお会いしたことがある。

もちろん、私の作品にも出てくれている。

というか、あそこの事務所の社長に私はなぜか気に入られているらしく？

何かと共演が多いというか。なんというか．．．

『今度あの人にご飯誘われてるんだけど行きたくない』

ナオ「ええ！なんで勿体ない！」

『んー、なんか苦手なんだよね。二宮さん』

ナオ「ねえ、どんな感じなの？」

どんな感じと言われても．．．

ナオの知っているジャニーズの皆様と
私の知っているジャニーズの皆様じゃ
全然世界が違うというかなんというか
あの人達って本当に．．．

『馴れ馴れしいのよね』

ナオ「え？」

『あ、いやいや。こっちの話』

私はあの事務所の方々が今でも苦手だ。

もちろん、歌やダンスはもちろん

岡田さん、二宮さん、錦戸さん、山田さんなどなど

演技派の方々も多いし事務所全体的に問題無いぐらい演技もすごい。

特に、岡田さんと二宮さんに関しては本当にレベル違い。

prrrrrrrrr

《もっちゃん》

『もしもし？もっちゃん？』

もっちゃんは私のマネージャー

32歳独身男性

山本「あ、監督？今大丈夫ですか？」

『今は昼休みだけど。どうしたの？』

山本「えっとですね．．．」

もっちゃんのこの感じ嫌な予感しかしない

山本「今日の16時予定していた打ち合わせを13時30分からに変えてほしいとの連絡が．．．」

『．．．相手は？』

山本「．．．二宮さんです」

はーーーーー．．．あの男は本当に。

今の時刻は12時40分

学校から打ち合わせ場所は頑張っても30分以上かかる

『どうすんのよ！？間に合うの？』

山本「それがですね．．．。あの人が迎えに向かってます」

あの人？

『え、だれ？まさか．．．』

山本「はい．．．k」

ﾌﾞﾁｯ

『ごめん、ナオ。ちょっと今から行ってくる』

そう言って私は全速で走り出した。

あの人がこんなところに来たら大変なことになる

なんで来るのよ！？

あ、そうだ。今日の朝、OFFって言ってたな．．．

私が校門を出たらすぐ目の前に黒の車が止まった

？「おい、どこ行くんだよ。迎えに来てやったのに」

『なんで来たのよ．．．』