私は彼に恨まれている3 【リンタロウ】

第５章　探索 ページ8

『まず、このゲームは5年前の電車で起きた事件に関係してる。そしてその犯人の名前はユウヤ。被害者は君たちの家族。そして、君たちは私たちに復讐をしている…。ここまでは合ってる？』

ミサキ「合ってるよ」

『それならよかった。…久しぶりだね』

ミサキ「…私たちのこと思い出したんだね」

『思い出したよ。この写真を見たおかげで』

ミサキ「あっ…。」

私は壁に貼ってある写真を見る

ミサキさんは察したみたいだね

ミサキさんは謎のコスプレをして関西弁だったし、

リンタロウは黒髪から虹色に染めて口調も違っていた

わからない訳だよ…。

『…私を殺すの？』

ミサキ「…え？」

『後ろの…バレないと思ってるの？』

後ろに銃を隠し持ってるよね

ミサキ「！！…すごいね。でも大丈夫よ、護身用だから。それに殺すか殺さないかは貴方の答え次第だよ」

答えね…

『…なにを答えてほしいの？』

ミサキ「…それは言葉だけで答えるものじゃないわ」

言葉だけで答えるものじゃない…？

行動で示せってことかな？

『そう…。』

ミサキ「…Aちゃんはどうしてあんなことをしたの？」

リンタロウとミサキさんの母親のことだよね？

『…楽にしてあげたかっただけだよ。シンプルでしょ？』

ミサキ「楽って…どういうこと？」

『君たちは覚えてるよね？ユウヤがジ殺した後、母親は辛うじて生きていたことに』

ミサキ「…えぇ、覚えているわ」

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