わたしは彼に恨まれている2【リンタロウ】 (ページ35)

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第四章　過去ページ35

父「…終わったか、」

『終わったよ～！どうかな？』

父「…95点」

『あと5点だ～』

父「…。」

お父さんはお仕事中あまり話さなくなるの

裏で殺してることが多いせいなのかな？

『お母さんは終わったかな？』

父「まだ楽しんでる…。」

『じゃあ、迎えにいこ！』

父「あぁ…。」

今日はお父さんと一緒にお仕事でお母さんは別のところでお仕事みたい

お父さんは人間の急所を正確に狙って静かに殺すけど、お母さんは急所をわざと外して時間をかけて殺すんだって、

わたしの殺り方はお父さんに近いかな？

父「…もうすぐつく」

今はお父さんとのお仕事が終わったからお母さんを車で迎えに行ってる

母「キャハハハハ」

『あ、お母さん！』

父「…。」

母「あらら？もう迎えに来ちゃったの？しょうがないわね。これで終わりにしましょ♪」ｸﾞｻｯ

男「ｯ…あ、くま…め、…」

母「あら？ありがとう♪」

お母さんのお仕事中は高い声でよく笑ったりするの

全身血まみれで笑うんだ～

『お母さん！帰ろ！』

母「はぁい♪」

『ふぅ～疲れた～』

母「ふふ、今日はどうだった？お父さんとの仕事は」

『95点だって！』

母「あら、かなり高いじゃない」

父「いやー、あんな正確且つ綺麗に急所を狙えたからな！」

わーい！ほめられた！

『あとの5点はー？』

父「ターゲットが少し話しちゃったから、一言も話せないようにすれば100点満点だぞ！」

『そうなんだ！わたし頑張る！』

父「その調子だ！」

母「うふふ、そろそろ寝ましょうね、」

『うん！ふぁ…』

眠くなってきたな…

母「…わたしたちのこと、好き？」

『…ううん。好きじゃないよ』

毎晩同じことを聞かれる

そして、同じことを答える

母「そうよ、あなたは人を好きになっては駄目よ？」

『ねえ、どうして好きになっちゃいけないの？』

父「それはな、殺し屋ではなくなるからだ」

『ふぁ…そうなんだ、』

母「おやすみなさい。」

父「おやすみ！よく眠れよ」

『おやすみなさい…』

ガチャ

…

……

…………好きってどんな感じなんだろう…？

私はそんな疑問を思いながら眠りについた