2話 ページ4
貴「あぁ、ユノ、おかえり」
ユノ「…ただいま。またやってたのか、お疲れ様」
言葉はいたわっているが表情が変わらないため今一感情が読み取りにくい。だが、声音に呆れが混じっていることだけはわかった。
貴「本当にね。煩いし学習しないし。アスタって猿なんじゃないかと時々思うよ。」
私の言葉にユノは同意するかのように首を縦にふる。
一方アスタは物言いたげに暴れ始める。
貴「はぁ、喋れなくても煩いのってアスタ位だよね。フィニート(呪文よ終われ)」
呪文が溶けると同時にアスタが口を開いた。
アスタ「うるせーチビ共！
オマエらまで何でジャマするんだ！？
ユノ、A〜！！」
口がきけるようになった瞬間、今まで言えなかった分を発散するかのように口を開き私達を指差す。
ユノ「何でって…
うるさいし背低いし。
落ち着きもないし包容力もないし。
おおよそ女性にモテる要素がないから」
貴「私の読書の邪魔するからいけないのよ。この本隣町から借りてきたもので返す日が近いから静かにしてて。教会の仕事の手伝いこなしながら20冊を5日で読むのよ。気遣いくらいできないの？だからモテないのよ。」
ユノが無表情でしんじつをのべ、私は私で主張と真実を述べた。
アスタ「うぉぉぉぉい！！
それが15年ともに育った者へ
浴びせる言葉かイケメンコノヤロー！！
Aも、本より俺の恋路だろ‼」
アスタはそう言ってユノと私を指差す。
がユノはしれっとしている。私は再び読書に姿勢に入る。
その間シスターは洗濯物へ取り掛かる。
ユノ「俺も手伝います」
シスター「あっ、ありがとう、ユノ」
ユノが洗濯物を受けとる。
その間アスタが文句を言っていて、
いつのまにかアスタとユノが勝負するみたいな話になっている。
子供1「やめとけってアスタ。
オマエがユノ兄に勝てるワケないじゃん」
アスタは聞く耳を持たず必殺技を出そうとする。
でも他の誰も焦ろうとはしない。
子供1「だってオマエ魔法使えないんだから」
アスタが手を突き出すが何も出てこない。
私はその様子を視線を移して見ていた。
この世界は魔法が全て。
魔法がない人などいない。前の世界とは大違いだ。あの世界では、私たちは受け入れられなかった。
しかし、アスタはいまだに魔法の出現がない。
私やユノと確実に目に見える差ができていた。
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人形師(プロフ) - 凄く面白いです！続きが気になります。応援してます！！ (2019年6月7日 11時) (
レス) id: 05191dc1a4 (このIDを非表示/違反報告)
サラ - 他にない設定で気に入りました更新楽しみにしてます、出来れば転生する前のハリーポッター原作沿いを書いてほしいです (2018年6月26日 17時) (レス) id: 132dba4374 (このIDを非表示/違反報告)
天ノ弱な月猫(プロフ) - すごく面白いです！気に入りました！更新待ってます！ (2018年1月3日 5時) (レス) id: 5bf48274f0 (このIDを非表示/違反報告)
十 - 気に入りました！ 再新待ってます頑張ってください！ (2017年12月13日 19時) (レス) id: 9b65129f5c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年11月11日 23時
