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私もその隣に腰を下ろせば、近くにいたロボロが呆れたように眉を顰めてコネシマに声をかけていた。
「コネさん、あんまりA先生に迷惑かけたらあかんで」
「なんやと、迷惑なんてかけてへんやろ」
「無理やり連れてきたんとちゃうよな？」
気づかわし気に私を見るロボロ、私は大丈夫だという意味を込めて笑った。
すると、今度は学年主任の先生に声をかけられた。
「A先生、嫌だったらちゃんと言った方がいいですからね。じゃないとこいつらつけ上がるんで」
「そういうお前だってここにいるじゃん」
ロボロの兄である青年がそう言えば、学年主任の先生は「いや、俺は見張りだから」と言いながらお弁当のハンバーグを頬張っていた。
学年主任の先生がこの場にいる理由に納得した私はようやく自分のお弁当を広げる。
疲れていた体に、梅干しの酸っぱさが染みて思わず口をすぼめればコネシマは私のお弁当を覗き込んできた。
「先生、手料理なんか？」
「うん、教師の給料だと外食は贅沢だから」
「へぇ、じゃあこれとこれ交換してや」
「あ、ちょっと！」
またも私の返事も聞かずに、昨日の晩御飯の残りだった肉じゃがを取られ私が抗議を示せば、コネシマはそんな私の膝の上にコンビニのシュークリームを置いた。
甘いものを食べないコネシマがなぜこれを、と首を傾げている間に肉じゃがは食されてしまったらしい。
「ん、甘さ控えめやん。美味いわ」
「勝手に食べたくせに随分と上からで…」
「デザートと交換やから、ええやろ」
「甘いもので何でも許されると思わないこと。今回だけだからね」
「今回は許すんや」
噴き出して笑うコネシマは、年相応の表情だった。
つい頬が緩んでしまえば、私は口では文句を言いながらもありがたくデザートは食べることにした。
重箱を抱え込むように食べるゾムを見て若干引きながらサンドイッチを食べているエーミール、そして青年と楽しく話しながらその小さな体のどこに入るのかというほどの量を簡単に平らげるロボロ。
シャオロンは自作の焦げた何かを鬱に押し付け、逃げる鬱がコネシマの背に隠れるとシャオロンの標的はコネシマに変わった。
楽しそうな皆を見ていれば、いつの間にか私の隣にいた学年主任の先生も仕方なさそうに、だけど微笑ましそうに小さく笑っていた。
「ほんと、しょうもない奴ら」
「ふふ、そうですね」
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舞太郎 - 禁断の恋、､､背徳感があるねーｸﾞﾍﾍ(きも)更新頑張ってください！楽しみにしておりまーすんご (2021年10月8日 23時) (
レス) @page42 id: 6f46ea7e84 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 好き… (2021年7月17日 16時) (レス) id: 5459160ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：乃鴉 | 作成日時：2021年4月8日 21時
